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ベルリン・フィル次期音楽監督

ネットの書き込みや音楽雑誌の記事などからの情報でしかなく、どこまでが真実なのかよくわからないのだが、どうやらベルリン・フィルの次期音楽監督は今年5月に決定される・・・らしい。
 
ここまでベルリン・フィルは、世界最高のオーケストラのシェフとして相応しい指揮者を探し、そして見極めるため、有能な指揮者を定期演奏会やツアーに招聘し、テストを重ねてきた・・・らしい。
 
有力候補の一人だった現バイエルン州立歌劇場音楽監督K・ペトレンコは、事実上のテストと位置付けられた公演の指揮を、あろうことかキャンセルしてしまった。無断でベルリンから離れてしまったそうだ。思うところがあったのか、何か気に食わないことがあったのか、それとも怖気づいたのか、いずれにしてもこれで脱落が決定してしまった・・・らしい。
 
ここへきて、再びティーレマンへの呼び声が高まっている・・・らしい。
 
最終的には、彼に加えて、ドゥダメル、ネルソンスの三人が最有力・・・らしい。
 
一方で、依然としてバレンボイムヤンソンスといった老練の名前も取り沙汰されている・・・らしい。
 
いやー、いくらなんでもこの二人はさすがにもういいでしょう??  ねえ。
 
来日公演で見事な演奏を聴かせてくれたティーレマンは、果たしてどうなのであろうか。
指揮者、オーケストラ共に強烈なプライドを持っているわけだが、本当にうまくやっていけるのか??
 
この指揮者の才能、カリスマ性に何の疑念もない。
が、彼のレパートリーの中核であるベートーヴェンワーグナーブルックナー、R・シュトラウスブラームスは、もう十分聴かせていただいた。決して多くないレパートリー(マーラーもほとんど振らない)、就任前から早くも持ちネタ不足、新鮮さ不足が懸念される。
 
ということで、私の希望としては、ティーレマンよりもドゥダメル、ネルソンスの方を推す。
ベルリン・フィルの多様性を考慮すると、ご両人の方がより多くの可能性がある気がする。
 
ティーレマン、別にドレスデンでいいんじゃねえのか?今の居心地は決して悪くないと思うのだが。ここならオペラだって時々振れるし。
彼は「世界最高のオーケストラを我が物にしたい」という権力欲を持っているのか、それとも持っていないのか。
 
いずれにしても最終結果、楽しみだね!