クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

DVD情報

 昨年のロッシーニ・オペラ・フェスティバル(ROF)で上演されたオペラのうち2演目が映像収録されていて、発売されることとなった。「バビロニアのチーロ」と「マティルデ・ディ・シャブラン」である。
(ブルーレイもあり)
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 両演目とも素晴らしい舞台で非常に強い感銘を受けたものであり、このたびのDVD化は誠に喜ばしい。
 特にマティルデについては、フローレスの神業とも言える歌唱がそのまま収録され、あの時の震えるような感動が蘇るのかと思うと、それだけで興奮感涙である。
 
 ただし、残念ながら、輸入盤のため日本語字幕付きではないのだ。バビロニアの方は日本語字幕対応なのだが。
 なんでかなあ。バビロニアが対応しているのならマティルデもそうしてほしかった。
 「オペラは音楽なのだから、予備知識さえあれば字幕は必要ない。かえって邪魔になることがあり、不要。」といった話を聞いたことがあるが、私はそうは思わない。オペラが物語である以上、セリフは重要。セリフに対応して音楽が付けられているのだから、セリフの意味を同時に理解できれば感動の度合いが増すのは間違いないのである。
 
 とはいえ、フローレス絶唱は、確かに字幕がどうだとかを完全に超越しちゃうんだけどね。
 
 とにかく、多くの皆さまに是非是非ご覧になっていただきたい。お薦めです。
 
 ついでに紹介しておくと、エクサン・プロヴァンス音楽祭のチェルニャコフ演出のドン・ジョヴァンニもDVD化され、発売されるらしい。
 
 こちらの方はイマイチ推薦できない。もちろん私は買いまへん。
 興味のある方はご覧になっていただき、ぜひとも演出の意図について私に解説してください。