クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2023/10/24 ナポリ2

ナポリ二日目。天気、晴れ。日中は気温27度。
朝、非常にヤバい通知がメールで届いた。
明日25日(水)にナポリサンカルロ劇場にて鑑賞予定だったロッシーニ「マオメット2世」が、公演中止になってしまった・・・。げげーっ!

ショーペロストライキだとさ・・・。出たよ。
久々に牙を剥きやがったな、てめー。

フランスとかイタリアは、こういうことが起こり得る(両国だけに限らないが)。私自身も過去に1度、スカラ座で今回のようにストライキで公演中止の目に遭ったことがある。

チケット代は当然払い戻しされるが、ショックはデカい。だって、そのためにナポリに来たようなものだからね。

ただし、嘆いたところで事態は変わらないため、諦めるしかない。切り替えて観光に専念することにした。ううぅ・・クソッタレめ。


さて、ええーっと、・・・この日は郊外に出ることにした。
ヴェスヴィオ周遊鉄道に乗り、ソレントへ向かう。

ヴェスヴィオ周遊鉄道、正式名称チルクム・ヴェスヴィアーナ鉄道は、ナポリとソレントを急行で約1時間10分で結ぶ路線で、ヨーロッパでは比較的珍しい私鉄。
途中にあるポンペイに向かう観光客が利用することが多く、ナポリ乗車時は激混みだったが、ポンペイに着いたら人がドッと降りた。

ソレントは初訪問。高級リゾート地で、夏はかなり賑わうらしい。クラシック好きなら、パヴァロッティが歌うカンツォーネ帰れソレントへ」を思い浮かべることだろう。当然、私の頭の中でも、例のメロディーが鳴り響く。

高台から海を眺める展望は絶景。ここはもう、テラスに座って優雅にお茶でも飲むしかない!
と言いつつ、飲んだのは、やっぱビール(笑)。

ランチに激ウマのシーフードパスタを食べた後、午後はナポリ方面に引き返し、ポンペイで下車。有名なポンペイ遺跡を見学。なんと、28年ぶりの訪問である。懐かしい!
(覚えているかい? Kくんよ)
ヴェスヴィオ山の噴火によって一瞬にして火山灰に埋もれ、時間が止まった街、ポンペイ。発掘された街並み、建物、神殿といった遺跡の数々は、我々を古代へのタイムスリップにいざなってくれる。


遺跡の敷地は結構大きく、回るのにかなりの時間を要する。更に、石で作られた道を歩くので、足に負担がかかり、相当疲れた!
とにかく写真だけは、いっぱい撮りまくった。

噴火に巻き込まれてしまい、一瞬にして命を失った人の石膏の像が、エグい。