クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2023/5/23 リエージュ

一旦ライプツィヒを離れる。早朝に電車で出発し、フランクフルト、ケルンを経由して、ベルギーのリエージュに向かった。

ライプツィヒ旧東ドイツの都市だから、位置的にはドイツ東部。リエージュはドイツ西部ケルンの更に先。さすがに遠い。電車でおよそ6時間の長旅だ。
移動時間の長さもさることながら、ちゃんと電車を乗り継げるかが最大の課題。遅延が発生すれば途端に乗継ぎが難しくなり、到着時間は更に遅れる。
実際にはフランクフルトでの乗継ぎには無事に成功したものの、その後の電車が走行途中で「テクニカル・プロブレムが発生」との謎のアナウンスがあって停車。約30分遅れた。

ほんとドイツ鉄道って、ダメだなあ・・・。

こうした時間と移動のリスクを背負いながらもはるばるリエージュにやって来たのは、王立ワロン歌劇場でヴェルディの「第一回十字軍のロンバルディア人」が上演されるからだ。

私はこうした「日本では滅多に観られない作品の公演」があると、思わず飛び付いてしまう。2004年にびわ湖ホールが上演したのを観に行って以来、19年ぶりである。


リエージュの訪問はというと、2008年以来3回目。こちらも15年ぶりというわけか。そんなに大昔という感覚はないが、それでも懐かしい。ここまでずっと人々が話すドイツ語を耳にしていたが、一気にフランス語に。ドイツ人と違い、英語はほとんど通じない(笑)。

この街については、日本人には馴染みが薄いかもしれない。知名度ブリュッセルアントワープブルージュなどの観光都市に比べ、劣る。元日本代表GK川島永嗣選手がかつてスタンダール・リエージュというクラブに所属していたことがある。

そうそう、東京オリンピック招致の決定後、「エンブレムのパクリ疑惑」問題が発生したこと、覚えている??
あの時、「酷似している」「パクったのでは?」と話題になったエンブレムのオリジナルと囁かれたのが、ここリエージュにある劇場だ。(※ただし、演劇主体の劇場の方で、歌劇場とは別)


観光としては、それほど目玉と呼べるほどのスポットはあまり多くないので、中心部界隈をブラブラと散歩。

聖ポール大聖堂。荘厳なゴシック建築様式。


リエージュ大学。

その対面にあるのが、例のリエージュ劇場。

劇場エンブレムがこれ。

例の疑惑のエンブレムがこれ(笑)。


本日のオペラの開演は午後8時で、終演は午後11時(遅ぇ~)。終わった後にゆっくりと食事を取れるレストランは限られる。ていうか、無い。
このため、外食によるディナーは最初から諦めた。スーパーでお惣菜を買い、ホテルで食べることにした。そのための買い出しを行う。安く上がるし、一石二鳥。ホテルの一室で一人夕食を取るのは侘しいが、そんなの気にしてられるかっての。