クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

健康を取り戻せ

運動? そんなのぜーんぜんしない。
バランスの取れたヘルシーな食事? そんなのまっっったく気にしたことない。
 
そんな不摂生な人生を30年以上過ごしてきたツケは、必ず払うことになる。
毎年の健康診断では、常にイエローカードを突き付けられてきた。判定:C。
「軽度の数値異常を認めます。適度な運動とバランスの取れた食事に心掛け、経過を観察してください。」
 
「ふん、うるせーよ。運動と食事だぁ? んなことたぁ分かってるんだよ。分かってるけど実行できないんだよ。できれば苦労しねえんだよ。」
 
昨年、ついにC判定がD判定になった。
「肥満気味です。節酒、バランスの良い食事、適度な運動を実践し、減量に取り組んでください。」
中性脂肪、LDLコレストロールが高値で、脂質異常です。精密検査・治療が必要です。」
尿素窒素値、空腹時血糖が高めです。再検査を受けてください。」
 
やっべぇ・・。
 
気が付けば、体重は20代の頃から10キロ以上増え、腹が膨らんでいる。まさにメタボの直球ド・ストライクだ。
 
さすがにこの結果はちょっと凹んだ。「要経過観察」まではいい。だが、「要精密検査・治療」は危険信号だ。イエローカードが累積し、レッドカード寸前という状況である。
 
しゃあない・・・。やるか・・・。
重い腰を上げた瞬間だった。
 
ただし、一生懸命はやりたくない。ていうか、無理だ。過酷なダイエット、激しい運動、出来るわけがない。
 
出来ることをやろう。無理せずにやろう。短期間での結果は求めない。目指すは一年後の健康診断のC復帰だ。
 
一年が経った。
健康診断の結果が出た。
以下、結果を堂々公開する。
 
体重:△9kg  腹囲:△10cm  体脂肪率23.8→16.4
中性脂肪214→51(標準30149
LDLコレステ(いわゆる悪玉):183→106(標準60139
総コレステ:258→161(標準120219
代謝(血糖):105→91(標準7099
腎機能(尿素窒素):23.0→15.0(標準8.020.0
 
総合判定、なんと、ななんと・・・「A」!!!!
 
ぶははは!!!
こんなに改善するとは! 信じられないが、とにかく高笑いが止まらん。
うわーっはっは!
 
医者から驚かれた。
「これほど劇的に改善させた人は久しく見てません。ここ1、2か月診てきた中で、あなたがナンバーワンです。」
わっはっは!
 
さてと。
いったいどれほど頑張ったのかと、皆さん思うだろう。
実を言うと、それほどすごい努力をしたとは思っていない。上に書いたとおり、過激なダイエットや激しい運動は無理なのだ。
 
じゃあ私がこの一年間何をやったのかについて、紹介する。同じように中性脂肪やコレステなどでお悩みの方に参考になれば幸いだ。
 
まず運動。
通勤など外出からの帰りの際、最寄り駅の一つ前の駅で下車し、約2.5キロを歩くようにした。
(ただし、コンサートや飲み会等で帰宅が夜遅くなった場合は、パスした。休日も同様。)
エスカレーターやエレベーターをとにかく乗らないようにし、ひたすら階段を歩いた。
これだけ。
 
次に食事。
ネットで検索し、悪玉コレステや中性脂肪の改善に良いとされる食べ物を探し、これを毎日のように食べた。(野菜、里芋、わかめ、生にんにく、納豆、キウイフルーツ、きのこ、こんにゃくなど)
サラダにぶっかけていたマヨネース、ドレッシング、ソースをやめ、替わりにえごま油、オリーブ油、摺り胡麻にした。
DHA・EPAのサプリメントを服用した。
以上。
 
食事の量そのものは減らしていない。酒だって、普通に飲んだ。
だけど、ご覧の通りの結果なのだ。
 
歩く距離を増やすのは面倒くさいが、帰宅時だけに限定すれば、家に帰らなければならない以上、歩かざるをえない、というふうに自分を追い込むことが出来る。その際、楽しく歩けるように、ポータブルで音楽を聴きながらにしたというのもポイント。
 
無理なく出来ると思う。だって、このオレが出来たんだからさ。