ドイツの新幹線ICEはパリまで乗り入れていて、パリ東駅とシュトゥットガルトを結んでいる。ストラスブールはその途中停車駅。午前8時半にストラスブールを出発。シュトゥットガルトで乗り換えて12時半にミュンヘンに到着した。
昼食のレストランを探すため、ミュンヘン中心部のメインストリート、ノイハウザー通りを歩いていたところで、ドイツ狩猟漁猟博物館にぶらりと立ち寄った。
実は予定外。
前日のオペラで途中睡魔に襲われたため、本日は十分に休息を取ろうと思い、食事を済ませてすぐにホテルに戻ろうと思っていた。だが、やっぱり何でもいいから一つくらいは観光をしようと思い立った。せめてブログ旅行記のネタ程度にでも。
ここもずいぶん昔に一度訪れているのだが、立派な角が生えたシカの頭部のはく製が壁いっぱいに飾られているという記憶しか残っていない。
今回改めて入館してみると、はく製展示だけでなく多くの野生動物の生態が学べる体系になっていて、狩猟というより自然博物館といった趣だ。館内は親や学校の先生に連れられた子供たちでいっぱいである。
チケットを買うとカードが手渡された。展示物にカードをかざすと、解説が音声で流れる仕掛けになっている。しかしドイツ語なので、完全にちんぷんかんぷん。
それは仕方がないし、まあどうでもいいさ。はっきり言って、冷やかしみたいなもんだからな。昼食前、お腹を減らすための軽い運動みたいなもんだ。
それにしてもミュンヘン、いったい何度目の訪問だろう。
あたしゃ埼玉の人間だが、はっきり言って、横浜よりも、場合によっては東京の一部エリアよりもミュンヘンの方が詳しいと断言できる。