クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2013/7/12 エクサン・プロヴァンス1

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 夜9時55分発のエールフランス夜便で出発し、パリで乗り換え、翌日午前8時40分にマルセイユプロヴァンス空港に到着。マルセイユ空港からエクサン・プロヴァンスまではシャトルバスで約30分。午前9時半に市内に到着した。ホテルに荷物をおろし、さっそく市内観光に繰り出す。気温は30度を超えていて暑い。
 
 エクサン・プロヴァンスの街はとてもコンパクトで、十分徒歩で回れる。旧市街の小路をゆっくりと散歩し、観光ポイントであるサン・ソヴィール大聖堂、音楽祭会場の旧大司教館、充実したコレクションを誇るグラネ美術館などを巡ったら、あとはカフェやプラタナス並木の下のテラステーブルで、優雅な時を過ごし、バカンス気分を味わうのが良いだろう。
 
 昼食はメインストリートであるミラボー通りにあるブラッスリーで「Plat du Jour」と呼ばれる「本日の定食」をいただく。
 
 フランス旅行する方にアドバイスすると、レストラン(高級レストランではなく、普通のブラッスリーなど)においてフランス語で書かれたメニューに目が眩み、何を頼んでいいか迷ってしまう場合があるが、こういう時、上記のプラ・ドゥ・ジューやムニュといった定食は、総額でいくらかが書いてあってわかりやすく、とても便利である。
 ただし、注意すべきことがある。
 前菜やメイン、デザートなどに「○○または△△」のチョイスが含まれていることが多く、「どっち?」と選択を求められるのだ。
 メニューの中に書いてある「ou」という接続詞が「または」という意味になっていて、その上下左右に書いてあるどちらかを選ばなくてはいけない。辞書で調べてお好みを選択してもよし、適当に指さして選んでもよし、ギャルソンに「どっちがお薦め?」と聞いてもよし。ちなみに私はいつも適当指差し派である。
 
 飲み物についてだが、こういう時普段なら私は必ずビールを注文するのだが、もうこれからフランスではこの習慣をやめることにした。ビールを注文すると、絶対に(!)グラスと小瓶が出てきて、常にガックリさせられるのである。メニューで探してもジョッキの生ビールなんかありゃしない。この国にはビール文化がない。だからやめることにした。
 
 冷たい白ワインをちょっと大きめのデキャンタで注文。十分に乾いた喉が潤い、暑さで疲れた体が癒された。満足。
 
 午後3時にホテルに戻る。
 オペラは午後9時半開演で、まだ6時間以上ある。私はある考えを持っていた。ここで1、2時間程度の仮眠ではなく、5時間くらいたっぷり睡眠をとってしまおうという魂胆だ。
 日本とフランスの時差は7時間。フランスの午後3時は日本の午後10時。つまり、現地に時間を合わせるのではなく、日本時間のままでたっぷりと寝入ってしまい、起床してオペラに臨むという戦法だ。幸い長旅疲れとワインの酔いで、ベッドにバタンキューしたら、すぐにでもぐっすり眠れそうだった。はたしてこれでオペラでは眠くならずにやり過ごすことが出来るか?
 
 結果はまた次回に。
(っていうか、既に現地からの報告記で「眠くならずに済んだ」と書いちゃったっけな。)