ご承知のとおり、今年はマーラーイヤーである。没後100年だそうで。
昨年は生誕150年ということで、やっぱり記念イヤーだった。二年連続。
私は基本的に楽譜に音符がいっぱい詰まっていて、それがうねるかのごとく鳴り響く大規模な曲は好き。だからマーラーも好き。演奏される機会が群を抜いて多い交響曲1番「巨人」と5番はパスすることも多いけど、それ以外のマーラーのコンサートは、公演を見つけるとついついチケットを買ってしまう。
別に狙っていたわけではないのだけど、記念すべき今年、どうやら一年の間にマーラーの全ての交響曲を実公演で聞くという貴重な体験ができそうなのだ。これはなかなかすごい。勝手な自己満足で「制覇」と呼ばせていただこう。
クラシックのコンサートに足を運ぶようになってもう20年も経つから、当然マーラーの交響曲は全て実公演で聞いているが、「一年の間に全て」というのはこれまで一度もなかった。外来公演、国内公演を合わせれば、別に記念イヤーでなくてもどこかでマーラーはやっているので、チャンスを逃さなければ「制覇」はこれまでにもそういう機会があったかもしれない。だが、そういう意識も意欲もなかったので、これまではチャンスを逃してきたというわけだ。
以下、全ての公演の結果と予定。
11月11日 I・コウト指揮 NHK交響楽団
無事チクルスが完成し、見事「制覇」するために、ここはベルリン・フィルに是が非でも来てもらわないといけない。これが最大の懸案だな。原発の収束は絶対条件。あと、大野和士のマラ3聞くために京都に行くっていうのも、なかなかオツでしょ?(笑)。