クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2025/7/22 ベルリン2

今回の旅行の実質的な最終日。この日訪れたのは、ベルリンの東の郊外にある「カールスホルスト・ドイツ・ロシア博物館」。

旅行ガイドブックや、ネットの「ベルリン観光お奨め」などにほとんど載ってこないマニアックな博物館。だが、ドイツの歴史上、極めて重要な場所である。
ここは、第二次世界大戦ナチス・ドイツが降伏し、連合国側と降伏文書の調印を交わした場所なのだ。
つまり、これによってドイツの敗戦が決まり、ヨーロッパ戦線が終了したわけである。

近年、私はドイツを訪れると、戦争の傷跡を刻み、負の歴史遺産として後世に残している博物館や施設によく足を運んでいる。混沌とした世界情勢の現代を生きる人間として、そこで何か学べることがあるに違いないと考えるからだ。

上で連合国と書いたが、実際にベルリンに地上戦で攻め入り、激しい戦闘を繰り広げたのは、当時のソ連。この場所と建物もソ連が占領した経緯から、博物館の展示内容もソ連目線による独ソ戦の紹介がメインとなっている。

調印文書を交わした部屋。荘厳な雰囲気。

それぞれの国の代表がサインした文書。

展示の資料解説はドイツ語、ロシア語、英語の3か国語。展示写真は、激しい戦闘による破壊、殺戮、処刑、そしておびただしい死体の数々・・・。だが、絶対に目を背けてはいけない。


ちなみに、多くの日本人が「第二次世界大戦終結」というと「ポツダム宣言」を思い出すが、これはあくまでも連合国からの日本に対する降伏要求。だから、ヨーロッパ戦線にとっては、ここカールスホルストでの調印こそが重要な節目であったと思う。