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新紙幣誕生

本日から、新紙幣が流通だそうだ。
楽しみで、金融機関に並んででも早く手に入れようとしている方々、きっといらっしゃるのでしょうねえ。

そりゃもちろん、私だってどんな物かは、とりあえずは見てみたい。まあいずれそのうち、遅かれ早かれ手に取って眺める日が来るのだろう。
だからといって、ワクワク感みたいなものはまったく無いな。

というのも、私は現在、基本的にキャッシュレスなのである。
使える限りにおいて、100%クレジットカード決済にしている。スーパーやコンビニ、レストランなどの日常における支払いはデビットカード、ネットショッピングやチケット代等は普通のクレジットカードと、使い分けている。
近年はタッチ決済が可能なレジも増えてきており、より一層便利感が増している。一瞬でお支払いが済む簡単・スムーズさの快適感は捨てがたい。
また、細かいお釣りをもらうことがないので、1円玉と5円玉のコインは、もうほとんど手に触れない。(さすがに100円、10円コインは、ごくたまに使う機会がある。)


こうしたキャッシュレスに慣れ、習慣化していると、逆に、カードが使えない店舗に出くわすと、「面倒くせぇ」と思ってしまう。大型店やチェーン店ではなく、家族経営のような小さなお店だと対応していないところがまだまだ多いが、申し訳ないけど、お店や商品の魅力とかに関係なく、単に決済・支払いの問題だけで、「行きたくねぇ、入りたくねぇ」と思ってしまう。

あとはスーパーやコンビニのレジで並んでいる時、前の人、特にご高齢の方が、お札を1枚ずつコインを1個ずつ財布からゆっくりと取り出しているのを見ると、これまた申し訳ないけど、マジ苛つく(笑)。


あくまでも想像、個人的な予測だが、30年後40年後くらいには、この世の中から「現金」というのが消えるのではないかと思っている。すべてのお金のやりとりが完全電子化になる時代が、いつかきっと到来する。
お金の動きや流れが可視化され、ごまかしが効かなくなる。

それはそれで、「困る」と思う人もたくさんいるのかな?(笑)
脱税や現金に関わる犯罪は格段に減少するだろう。政治家の裏金問題だって解消化される。ただし、ハッキングやコンピューター不正アクセスのような巧妙な犯罪は決してなくならず、セキュリティとの永遠のイタチごっこは繰り返されることだろう。
ただ、それでも完全電子化への移行は、時代の趨勢として止められないと思う。


海外に目を向けると、もう既にキャッシュレス化が相当に進んでいる国も少なくない。
昨年に行ったノルウェーなんか「ほぼ100%」と言われていて、小さな露店でもカードが使えたし、現金不可のお店や公共機関を数多く見かけた。


はっきり言って、日本は遅れている。上で、「30年後40年後くらいには・・」と書いたけど、おそらく世界の潮流の中で相当の遅れを取りながら、やっとこさで到来するのだと思う。それくらい社会に現金がしっかりと定着し、根付いてしまっている。
だからこそ、新紙幣誕生が大きなニュースとなって採り上げられているわけなのだ。