クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

広島にて

広島の訪問は人生3度目。
初めては高校生の時の修学旅行。2回目は20年くらい前に仕事上の全国会議が広島で開催され、それに出席しただけ。観光は一切なし。
ということで、実質的に修学旅行以来の2回目。チョー久しぶりなわけだ。

行く前にどんな観光ポイントがあるのか調べたのだが・・・。

意外とないのね、広島。

原爆ドームや資料館がある平和記念公園界隈、それから厳島神社がある郊外の宮島、ほとんどこの2つに尽きると言っても過言ではない。
市内だと、後はせいぜい広島城くらいか。お好み焼きレストランがビル内に詰まったお好み村というのもあるみたいだが。

まあとにかく、原爆ドームと平和記念資料館は行ってみよう。これはやはり日本人としてマストだよな。

まずは原爆ドーム

f:id:sanji0513:20201213082146j:plain

あら?

あらら・・・。
あれま~~!?(笑)。


次、平和記念資料館。
予め調べておいて良かった、なんと入場は事前予約制だった。危ねえ~。

展示内容は昨年にリニューアルされたばかりとのこと。
以前に比べ、プロジェクターやモニターなどで映し出される写真の展示を増強したようで、そこに実際の人々の語った言葉が添えられ、訴求力をより強めた印象だ。
高校生だった時の自分は、あの時、何だか非現実的な出来事のように捉えてしまい、今ひとつピンとこなかった。今回、リニューアルされ、強烈に目に焼き付く展示の数々を改めて見て、リアルな惨たる出来事として心にグサッと刺さった。


言うまでもなく原子爆弾は非人道的だ。絶対に使用されてはいけないのは、世界中の誰もが分かっている。

でも、なくならない。

今回修学旅行で訪れていたキミたち、何でだと思う?

それは、原爆が国や地域間のパワーバランスや牽制のための道具になっているからだ。
「それがあるからこそ抑止になっている」などという理屈がまことしやかに通用する。

どうやら我々は、現実の世界情勢とパラドックスについて、学ばなければならないらしい。
そうでなければ、「その恐ろしさを実体験的に知っている唯一の国が核不拡散条約に参加しない」という不条理を理解することなど不可能。

人類っていうのは、平和や幸福を希求しておきながら、一方で、絶対に譲れない大義やプライドに固執するどうしようもない生き物なのだ。

修学旅行で訪れていたキミたち、そこらへん分かるかな?

f:id:sanji0513:20201213082229j:plain

f:id:sanji0513:20201213082247j:plain