クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

ザルツとバイロイトの音楽祭

今年のバイロイトの「パルジファル」が来月のNHK・BSで放送される。音楽祭初日、プレミエ公演のライブである。
タイトルロールを歌うのはもちろんK・F・フォークト。
代役A・シャーガーが歌った日を観賞した私にとって、この中継を見るのはちょっぴり複雑だ。
シャーガーの歌や演技とは一味違った別の魅力の発見があるかもしれず、それは興味津々である。
一方で、それがもし唖然とするくらい素晴らしかったら、観られなかった自らの運の悪さに再び落ち込んでしまうかもしれない。
 
まあそうは言っても、現地で得た感動はきっと蘇ってくるだろうし、やっぱり楽しみの方が大きいだろう。
 
NHK・BSでは、なんと、その翌週に今度はザルツブルク音楽祭から「ダナエの愛」公演が放送される。二週続けて今年の夏の貴重な思い出を手にすることができるとは、いやはやすごい。
 
こちらは、眩いほどに絢爛豪華だったウィーン・フィルによるシュトラウスサウンドが、映像作品として収まった時、どこまで忠実に再現できているのかが鍵となる。もちろんライブに勝るものはなく、「あれ?こんなだったっけ?」となってしまわないか心配ではあるが、映像では逆に細かい演出上のポイントが見えたりするので、これもまた楽しみにしたいところだ。
 
ザルツと言えば、来年の音楽祭の超目玉として予定されているのが、ムーティ指揮のアイーダ
ムーティは「ザルツでは、演出を伴ったオペラ上演は負担が大きいのでもうやらない。」と言っていたのに、これを翻しての決断なので、俄然注目だ。
しかし、世間一般的にそれよりも注目なのは、タイトルロールをネトレプコが歌うとのもっぱらの噂で、もしそうなら空前絶後の熾烈なチケット獲得競争が繰り広げられることになるだろう。
 
チケット、これ難しそうだなあ・・・。
申し込んで取れなかったらがっかりするだろうし、「絶対観たい」という欲求が万が一湧き上がった場合、金に糸目をつけない行動に走りかねないので、そうなる前に「やめる」という判断を下すのも賢明かもしれない。
 
また、NHK・BSで放送してくれるかな?(笑)