2017年8月12日 ザルツブルク音楽祭 祝祭大劇場
指揮 リッカルド・ムーティ
演出 シリン・ネシャト
アンナ・ネトレプコ(アイーダ)、エカテリーナ・セメンチュク(アムネリス)、フランチェスコ・メーリ(ラダメス)、ロベルト・タリアヴィーニ(エジプト王)、ディミートリ・ベロセルスキー(ランフィス)、ルカ・サルシ(アモナスロ) 他
いつか観たい。いつか、いつか・・・。
スカラ座時代に期待して叶わず、ローマに移ってからも叶わず。
いずれもその機会がもう少しで実現しそうなところまでいったのだが・・・。
その機会がついに訪れた。願っていた夢が真(まこと)となった。
そういうことなので、申し訳ないが、この公演の感想を冷静に、客観的に、分析評価することなどできない。エモーショナルな気分でいっぱいなのだ。
ちなみに私の席は、端の方ではあったが、最前列だった。舞台、そして指揮者への視界に妨げるものは何もなかった。

私は、ただただ嬉しくて、神様に感謝し、感激していた。
ネトレプコ、メーリ、セメンチュク・・・最高だった。ありがとう。「良かった」とか「素晴らしかった」じゃなくて「ありがとう」。
特に、ネトレプコ。
現代最高の歌姫が「初ロール」として果敢に挑戦し、スペシャルイベントに花を添えてくれたことに感謝したい。
公演をプロデュースし、ドリームキャストを実現してくれた音楽祭主催者に感謝。
そして、こんなにも素晴らしい音楽を作ってくれた天国にいるヴェルディに感謝。
世界中のオペラファンが観たいと願う公演のチケットが取れたことにも感謝。
私はこの公演のことを一生忘れない。思い出はこのまんま天国にまで持っていく。

