クラシック、オペラの粋を極める!

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2016/7/16 新日本フィル

指揮・ヴァイオリン  フェデリコ・グリエルモ
レスピーギ  リュートのための古風な舞曲とアリアより第三組曲
レスピーギ  組曲「鳥」
ヴィヴァルディ  ヴァイオリン協奏曲集「四季」
 
 
「新・クラシックへの扉」シリーズ、午前11時開演。
午前11時・・・ウィーン・フィル定期@musikvereinかっつうの(笑)
 
まあそれはいいとして、この公演の一番の期待は一曲目のリュートのためのうんたらかんたら。
曲名は長い。でもいい曲。だ~い好き。しかも、その昔演奏したことがある思い出の曲。
にもかかわらず、滅多に聴く機会がない。だから午前11時だろうと、たとえ午前9時だろうと、私は聴きに行く。
グリエルモ&新日本フィルのあたかも手のひらに包み込むような優しさに富んだ演奏に、思わずジーン。
 
二曲目の鳥。
一転して、あまり好きじゃない曲(笑)。
鳴き声などを単にそのまま描写するだけの音楽は、要するに私にはつまらないということ。サン・サーンスの動物の謝肉祭もそう。お子様向けにはいいかもしれないけどね。
 
メインの四季。
いつも聴いているようなイ・ムジチかなんかの馴染んだ演奏が出てくるかと思っていたが、いやびっくりした。こんな四季、聴いたことがない!!明らかに私が知っている四季と違う!!
 
これは何かい?「イギリスのマンチェスターにあるパブリックスクールに保管されていた手書きのパート譜をもとに、指揮者・音楽学者の故クリストファー・ホグウッドが研究・校訂し、ベーレンライター社より出版した」(以上プログラムより)という楽譜のせいかい?
 
それとも指揮兼ヴァイオリンのグリエルモさんの独創的なアイデアかい?
 
まあとにかく、「こういう四季があるのか!」と驚いたという意味で、とってもとっても新鮮なコンサート。