フィンランドは、ロシアを除けば、日本から一番近いヨーロッパの国なのである(早いという意味で)。
フィンランド航空もそれを謳い文句にしていて、多くのお客さんを獲得しようと積極アピールに余念がない。8年前、確かにそのとおりだと実感した。あっという間に到着した記憶が残っている。
ただし、それはあくまでも「直行便で行くのなら」という条件付き。もし他の乗継便で行くとなると、状況はかなり変わってくる。
今回私は自分のマイレージ獲得を優先し、ルフトハンザ航空のミュンヘン経由で訪れたのだが、乗継時間も含めるとなんだか相当時間がかかった感覚。ヘルシンキに到着したのは現地時間の午後11時。羽田を出発してから17時間が経過していた。
空港から降り立ち、さっそく持参した薄手のハーフコートを着込む。外の気温は12度。さすがは北欧。
しかも、雨・・・。
旅行のスタートだというのに、気分が萎える。出発前に現地の天気予報を何度となくチェックしていたが、曇りや雨マークがずっと並んでいた。今回の旅行は観光が占める割合が高いので、天気は出来る限り良くなってほしい。
だが、実を言うと不安はあまりない。科学的根拠は何もないが、たぶん大丈夫。何を隠そう私はかなりの晴れ男なのである。天気との相性は結構良いのである。私が持っている運が、きっとこの雨模様を吹き飛ばしてくれよう・・・。
この日はホテルにチェックインして、そのまま就寝。初日のヘルシンキは、ただ泊まっただけ~。