クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2025/5/22 ロウワー・アンテロープ・キャニオン

アメリカ旅行の実質的な最終日。翌日に帰国。
早朝にグランド・キャニオンを離れ、同じアリゾナ州内のペイジ近郊に向かって車を走らせた。
目的の場所はアンテロープ・キャニオン。
ここは、永年にわたる風水の侵食によって形成された奇岩が連なる小さな渓谷で、人気の観光スポットだ。「名前は知らないが、この景観の写真なら見たことがある」という人は多いかもしれない。何を隠そう私もその一人。Kくんから「ぜひ行きたい」と言われ、計画に追加した。
観光ポイントは「アッパー」「ロウワー」「キャニオンX」の3つが近郊エリアに点在していて、我々はロウワーを選択。

辺りは先住民ナバホ族の子孫の居住区域で、個人で自由に立ち入ることは出来ない。彼らが引率するガイドツアーへの参加が必須。事前にWEB予約済。「動画撮影不可、バッグ持ち込み不可」など色々と制限が多いので、気を付ける必要あり。また、写真についても、ガイドから「ここは撮っていい」「ここはダメ」と厳しく注意される。

砂漠地帯の岩の割れ目から梯子や急な階段で降りていくと、摩訶不思議で幻想的な光景が飛び込んでくる。


内部は狭く、足元も悪く、靴は砂まみれになり、決して楽チンではないツアーだが、ちょっとした探検気分は味わえる。

 

この光線が差し込む奇跡のショットを撮ったのは、私ではなく、Kくん。

私のスマホ写真ではこの光線を収めることが出来なかった。本人は自らの写真撮影の腕前を誇示していたが、単純にヤツのスマホが高性能なだけ、私はそう思っとる。


次に訪れたのは、コロラド川の侵食によって形成された絶景「ホースシュー・ベンド」。その名のとおり馬の蹄鉄の形をした渓流。
ロウワー・アンテロープから車でおよそ15分と近い。こちらも、景観の写真をご覧になったことがある方は多いのではないか。

入場料・入園料みたいなものは無いが、自動車で行くと駐車場代として10ドル徴収される。
その駐車場から展望ポイントまで約15分をトボトボと歩いて向かう。砂漠地帯なので、日差しや照り返しが強く、暑い。そんな中での徒歩15分は結構辛いが、行った先にはまたもや息を呑む眺望が待っている。


以上で、我々の旅行はすべての観光をこなし、無事終了。午後6時半にラスベガスに戻った。

夕食はテイクアウト料理とビールを買い込み、ホテルの室内で打ち上げ乾杯。

え? ホテル部屋での乾杯はショボいじゃないかって??
ああ、確かに、仰るとおり。言われるまでもなく、本当はどこかのレストランで最後の晩餐にありつく予定だった。
でもねー、ちょっとしたレストランで美味しいものを食べようとしたら、恐ろしく高いんだよ、ここアメリカは。特にラスベガスは。マジで。それに、定評のあるお店は、予約も大変。

実はロサンゼルスで、「せっかくだから、ステーキ食おう」と、ステーキ・レストランに行ったんだ。LAフィル・マチネー公演の日の夜。
スープ、ステーキ、グラスワイン2杯でいくらだったと思う?
二人で約5万円(税、チップ込み)。
別に高級ステーキ店でなく、どちらかというとカジュアルな方だった。それでこの値段。一時が万事、こんな感じ。ホテルの部屋で食って飲むのは、旅の賢い選択、上手な節約方法ってこった。

まあとにかく、楽しい旅でございました。お疲れ様~。

 

2025年アメリカ旅行、おしまい。
予備で両替しておいたドルの現金が結構余ったけど、いつかまたアメリカに行く機会があるかなー? NYとか・・。