クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2015/7/19 北カレリア地方

 午前6時半にホテルをチェックアウトし、もうヘルシンキを後にする。都会はとりあえず後回し。真っ先に向かうのは、森と湖に囲まれた北カレリア地方だ。前日の雨は上がった。ちょっと雲があるが、見事に晴れ。ほれ見ろ、晴れ男のオレ様の勝ちである。へっへー。
 
 電車で約4時間半。午前11時40分、カレリア観光の玄関口であるヨエンスーに到着。
 大自然を満喫するためにどうしても必要な物がある。車である。予約していたレンタカーで、さっそく点在する森と湖を駆けずり回る。
 
 フィンランドは、国土の65%が森林なんだとさ。それを実感するのが、道路の両脇がとにかくひたすら森林だということ。街道沿いには家も店も広告看板も何もなし。ただひたすら森林。すると美しい湖沼が突然現れる。
 
ということで、それでは私が目にした大自然の光景をお見せします。これぞフィンランド。いかにもフィンランド
イメージ 1
 
イメージ 2
 
 この日の宿泊先は、ホテルではない。ヨエンスーからおよそ60キロ、ヴィーニヤルヴィ湖畔にひっそりと佇むコッテージ。小屋のすぐ目の前が湖。
イメージ 3
 
コッテージの外はこんな感じ。
イメージ 4

イメージ 5
  
中はこんな感じ。
イメージ 6
 
 宿泊者用の手漕ぎボートがあり、勝手に利用できる。ならばと、私も何十年ぶりかで漕いでみた。水の音と野鳥のさえずりの他は、何も音がしない。大自然独り占めって感じ。いやー、最高。このままボートの中で昼寝したいが、漂流して戻れなくなるのだけはまずい。
イメージ 7
 
 小屋の中では基本的に何にもすることがない。ただひたすらリラックス。ヒマを持て余す人はこういう滞在は諦めろ。窓からの景色をボーッと眺め、音楽を聴き、本を読み、ネットを閲覧し(ちゃんとWi-fi完備)、近くのスーパー(といっても10キロも離れている。車無しではここで滞在できない。)で買い出しした酒とツマミで一杯やる。日が長いので、時間が経つのがとてもゆっくりに感じる。いやー、最高。
 
 一つだけ最高じゃないこと。
 虫がいっぱい(笑)。部屋の中も蚊がプーンプーン飛んでいる。
 こんなこともあろうかと、日本から虫除けスキンガード(塗るタイプ)を持ってきた。だが、たとえ刺されなくても、部屋の中を飛んでいること自体が気持ちが悪い。仕方がないのでスプレー式の殺虫剤を現地で急遽購入し、一気に撃退。これでようやく安眠できるわい(笑)。
 
 ちなみに小屋にはキッチンは備わっているが、食事の提供サービスは無し。Do it yourself。食材があればバーベキュー出来ます。トイレやシャワールームは別棟。また、タオルやシャンプーは持参しなければならない。チェックアウト時には自ら掃除をし、来た状態に戻して去れという条件付き。
 
まあそれでも十分楽しいよ。起床して朝日を湖畔から望む光景は、本当に絶品だった。
イメージ 8