クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

台風にやられた

 クソー、台風にやられちまったぜ。自然現象には勝てず仕方がないとはいえ、まったくいい迷惑だったぜ・・。
 
 あ、どうも。本日ウィーンから帰ってきました。予定より6時間の遅れで。
 既に台風は温帯低気圧に変わったみたいですが、相当大型だったようで皆さんのところは被害はありませんでしたか?
 
 当初の予定では今朝の午前6時半に羽田に到着する予定だった。休暇はこの日の午前までだったので、帰宅したらシャワーを浴び、すぐに着替えて午後から出勤するつもりでいたわけさ。ところが、ご存知のとおりまさにその頃が台風26号の関東接近時間帯。飛行機、飛ぶわけないわなあ・・・。
 
 ウィーン滞在中から、日本に台風が近づいていることは情報として知っていた。「うまく逸れてくれればいいなあ」と祈っていたが、状況はどんどん恐れていた方向に。勢力を強め、まさに帰国スケジュールに直撃の予感。
 
 私は途中から台風ニュース情報を遮断することにした。耳を塞ぐことにした。
 心配したところで、危機を避けられるわけでもないし、どうしようもない。どうしようもないのに心配していたら、せっかくのウィーン滞在が不安にまみれてつまらなくなってしまう。決めた。もう運を天に任せよう。
 
 帰国当日。
 飛行機はフランクフルト経由の羽田行き(ANAとルフトハンザの共同運行)。ウィーンで搭乗券を発券したところ、ちゃんとフランクフルト行きと羽田行きの両方の便のチケットが発行されたため、一瞬希望を持った。少なくともキャンセルではないということである。
 だが、フランクフルトに到着した瞬間に事実が突き付けられた。飛行機を降りたところで、地上職員が待ち構えていたのだ。「羽田への乗継のお方はこちらへ」という案内ボードを持って。
 
 すぐに「ああ、キャンセルになってしまったのだな」と悟ったが、結果はそこまで最悪の状況ではなかった。
 
 欠航ではなく、遅延ということだった。
 羽田行きの飛行機は、予定より6時間遅れることとなり、午後6時半(現地時間)に出発ということだった。フランクフルトに到着したのは午前10時半。つまり待たされる時間は8時間。ゲーッ!
 
 だが私はすぐに気持ちを切り替えた。欠航よりはまし。予定の日に帰ることが出来るのだから。
 
 職場に国際電話をかけて追加の休暇をもらった。職場も「台風だから仕方がない」と理解を示してくれた。
 
 8時間もあれば、普通ならフランクフルト市内観光が出来たかもしれない。だが、とてもそんな気分ではなかった。
 幸い、航空会社が食事用クーポン券をくれた。2枚で計25ユーロ。空港内のレストランやカフェで使用できるとのこと。私は空港に8時間滞在することを決めた。時間つぶしのための道具を持っていたのは大きかった。
 
 ちなみに羽田便は午後6時半出発だったが、成田便や名古屋便はもっと遅くて、午後8時とか午後9時の出発に変更となっていた。これらの利用旅行者は、一様にがっくりと肩を落っことしていた。
 
 日本行きでは唯一大阪便だけが、予定どおりのフライトだった。一瞬、そちらへの乗り換えを考えたが、すぐに頭を振った。大阪に着いたところで、東京へ移動する新幹線もしばらく動かないだろうから、結局は同じなのだ。
 
 
ま、とにかく何はともあれ帰ってきました。無事が一番。
明日から仕事。旅行記・鑑賞記もまた書くつもりですよ。少しずつね。
それじゃまたー。