クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2024/5/22 ウィーン1

ミュンヘン午前7時23分発の電車に乗り、お昼頃にウィーンに到着した。
さっそくMさんにLINEで連絡。御夫妻も前夜遅くに無事(?)にウィーン入りしていることを既に確認しており、まずは一安心。
(ここに来るまで色々とあったみたいで大変だったとのこと。海外旅行というのは、想定外のことが起こるもの。他人事ではなく、よーく分かる。)
お二人とは、観光など基本的には別行動だが、毎回の公演では、休憩時間中にお会いしましょうと話し合っている。また、パリでは1日ディナーをご一緒することも約束している。


さて、昼食をゆっくり取った後、ホテルにチェックイン。そのまま夜のオペラに備えて休憩(お昼寝)することも考えたが、外に出て、1か所だけ観光することにした。

訪れたのは、演劇博物館。
随分と前に1度訪れているが、正直、「あまり見るべきものがない、大した事ない」という、何だか冴えない印象だけが残っている。
しかも、おそらく手っ取り早くサクサクと見学したからだろう、「肝心の」と言ってもいいクリムトの絵を見た記憶が抜け落ちている。(演劇博物館なのに、なぜかクリムトを所蔵展示している)
もしかしたら、そもそも完全に見落としていたかもしれないので、ここで改めてしっかりと鑑賞しようと思った。

そのクリムトの作品「ヌーダ・ヴェリタス」(裸の真実)。クリムトが世に放った問題作で、エロスの刺激が強く、批判も含め、激しい論争が巻き起こったらしい。

エロイカの間」と呼ばれるホールは、実際にここでベートーヴェンが指揮台に立ち、交響曲第3番を演奏したとのこと。

いわゆる演劇関係の資料や展示(舞台衣装や肖像画など)については、まあ「ふーん・・」程度の感じだが、クリムトの絵とエロイカの間を改めて見ただけでも、訪れた価値はあった。