今年の別府アルゲリッチ音楽祭の開催概要が発表された時、私は「現状においてアルゲリッチの入国は難しそうだし、結局中止の可能性が高いよな」と見ていた。
ところが、4月に入ってムーティの入国が認められると、ネットでは「アルゲリッチも来る!」と騒ぎ始めていた。どうやら「認められるかどうか不透明だけど、とりあえずやる方向での開催概要発表」ではなくて、「入国が無事に認められたことを受けての正式発表」のようだった。
そういうことなら、話は別である。チケット獲得を是が非でも目指さなければならない。何だか急に色めき立った4月早々の頃だった。
ミシャ・マイスキーとのデュオコンサート。別府と東京(オペラシティ)とで一公演ずつ(※)。チケットの発売初日は4月10日。要するに昨日。
(※ 別府では、愛弟子伊藤京子さんとのデュオコンサート(お話つき)や、室内楽コンサートも予定されている)
私は公式サイトからの専用オンラインチケット(ネット販売)に参戦した。
しかし、アクセスが集中し、しばらくまったく繋がらない。
発売開始から10分経過し、ようやくサイトに入れた! と思ったら、なんとまあ、時既に遅し。東京公演は全席ソールドアウトになっていた。
あっちゃー・・・・。
さすがはアルゲリッチ。相変わらずものすごい人気だ。
仕方がない。別府公演、買いましたよ。
アルゲリッチももう79歳。後々「あの時、聴いておけばよかった」なんていう後悔は絶対にしたくない。
(それにしても、アルゲリッチとムーティ、共に1941年生まれなんだな)
すかさず別府市内のホテルを押さえ、大分の往復航空券も購入。「やれやれ、ふう・・」と一息つきながら、ふとTwitterのタイムラインを眺めると・・・。
「東京オペラシティコンサートホールのチケットセンター(電話のみ)は、まだまだ残ってますよ!」との情報が・・・。
え!? 嘘だろ。ウソだよな・・。頼むからウソだと言ってくれ・・。
発売開始から6時間が経過した頃の昨日の午後4時、オペラシティのチケットセンターに恐る恐る電話して聞いてみました。
「はい、現在GS席、S席、A席がご用意出来ます。」
・・・。
余裕じゃねえかよ・・・。
「あ”ぁぁぁーー■※§ΦД!!!」
いいよ、もう。オレ温泉に入ってくるから。観光もしてくるから。うまいもん食ってくるから・・・。
てやんでい。くそー。