朝早く起きてリヨンを出発し、飛行機でミュンヘンへ移動。
実は、旅行の計画段階でちょっと失敗した。この日は月曜。ミュンヘンでは月曜日は市内のほとんどの博物館、美術館等が一斉に休み。早朝の便を利用し午前中にミュンヘンに入ったはいいものの、はっきり言ってすることがないわけだ。
だったら、前日ほとんどまともな観光ができなかったリヨンにもう少し留まって、午後にミュンヘン入りしても良かったのかな、と。
まあ、仕方ない。自分にとっての最大の目的が夜のオペラにあるわけで、諸々のリスクを避けるためにも、なるべく早い時間に移動するのが鉄則だ。(昨年はミュンヘンからウィーンまでの移動で、事故で8時間もかかってしまい、オペラに間に合うか、道中ヒヤヒヤしっぱなしだったこともあった。ね!O君!)
さ・て・と。
そういうわけでミュンヘンに着いて何をしようかと思案を巡らす。
考えていても仕方がないので、とりあえず毎回通っているニュルンベルグソーセージ専門店「ブラートヴルスト・グレックル」へ。
絶品の炭火焼きソーセージにかぶりつき、一緒に白ビール・ヴァイスビアを胃に垂れ流す。至福の時!「することがない」なんて上に書いたが、スミマセン、嘘です。この店に来るのは重要な任務だ。うまいソーセージとうまいビールに酔ってふらふらと市内を散歩する、これだけでも十分楽しい。ミュンヘンに来た目的を完全に果たした気分だ。
とは言え、それだけでアフタヌーンを過ごすのはもったいないので、やはりどこかに行くことにした。
思い立って出掛けたのは、一番上の写真。ご覧のとおり、ただの広場。
さて問題です。ここはどこでしょう?
この広場、普段はただの空き地。しかし、ひとたびイベントが開催されると、そこは空前の規模の一大テーマパークと化す。そのテーマとは・・ビール。
そう、ここは毎年9月下旬から10月初旬にかけて開催される世界最大のビール祭り、「オクトーバーフェスト」の会場「テレジエン・ヴィーゼ」である。
過去2度訪れたオクトーバーフェストの楽しさたるや、とても一言では語りきれないが、さて、普段はどうなっているのか、それを確認しに来た次第。
実を言うと、この秋、友人O君と一緒にこのお祭りへの参戦を計画中なのだ。
ということで、上記の写真は、そんなO君に是非とくと眺めてもらいたい。この何の変哲もない空き地がいったいどのように変貌するのか、身をもって体験してもらいたい。
O君、そういうことなんでよろしくね!(いつもこのブログを愛読してくれているそうで、ドモアリガトゴザマス。)
この広場には、ミュンヘンの守護女神といわれるバヴァリアの像がそびえ立っている(写真2番目)。かなり大きく、像の中を登っててっぺんから市内を望むことも出来る。
ミュンヘンに居てミュンヘンを味わいながら、その一方で次のミュンヘン再訪に気持ちが早飛んでいる。まったくもって贅沢だなと思う。