クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2009/2/7 新日本フィル

2009年2月7日 新日本フィルハーモニー交響楽団 すみだトリフォニーホール
指揮 フランス・ブリュッヘン
合唱 栗友会合唱団
ハイドン オラトリオ「天地創造
マリン・ハリテリウス(ガブリエル)、ジョン・マーク・エインズリー(ウリエル)、デイヴィッド・ウィルソン・ジョンソン(ラファエル、アダム)


 丹精のこもった良い演奏。ブリュッヘンの実直さがストレートに出ている。人間味もあって暖かい。
 ソリストの出来も良い。合唱はまあまあってところか。

 それにしてもブリュッヘン、すっかりおじいちゃんだ。腕の回りが鈍くてタクトが不明瞭。それでもちゃんとした音楽が出てくるのは、オケの連中がブリュッヘンの頭の中にある音楽の電波を、アンテナ張ってしっかり受信しているから。新日本フィルに拍手。

 クラシック音楽の指揮者って本当に特殊な職業だなあ。70歳や80歳でも現役で活躍できる。先日のハイティンクといい、ブリュッヘンといい、そういうおじいちゃんの音楽を我々はありがたく拝聴しているわけだ。考えてみれば本当にすごいことだ。