もともとこの日はブラチスラヴァ(スロバキア)に行こうと思っていた。ブラチスラヴァ歌劇場でドニゼッティのオペラ、ルクレツィア・ボルジアを見るためだ。ブラチスラヴァはウィーンから近く、電車で一時間半くらい。
ところが、なぜか公演自体が中止になってしまった。せっかくホテルまで予約していたというのに・・・(泣)。
そのままウィーンに留まれば国立歌劇場でボエームをやっていたのだが、ウィーンのボエームはみたことがあるんですよね。で、「他にどこかで面白い物やっていないか?」とごそごそ探し始め(クラヲタの悲しい性)、見つけたのがプラハ。
ウィーンからプラハまで電車で約4時間半。行ける距離ではあるが、やっぱり遠い。移動時間中はけっこう退屈であった。
プラハ。古都。何と美しい街!
欧州の中でもこれだけ中世の街並みが整い、歴史を偲ばせる首都はないのではないだろうか?ましてや訪れたときはちょうどクリスマスイルミネーション。きれいでしたね~。
プラハは今回で3度目。15年前に初めて訪れたときは、その物価の安さに驚嘆してしまった。当時、地下鉄初乗り約20円。レストランで食って飲んで食って飲んで2千円もしない。良心的な斡旋民宿に泊まって、これも一泊2千円もしない。
さすがに当時と比べると物価は上がっているが、それでも他国に比べると安い。
チェコと言えばビール。世界に誇るピルスナービールの大ジョッキが何と約200円!!たまんねえ~(笑)。天国でござる。
旧市街の街並みが美しいので、毎回同じ付近をぷらぷらとお散歩して時間をつぶしてしまう。このため、なかなか郊外や博物館巡りに至らない。未だ行っていない観光スポットがたくさんある。
まあ、いい。再訪の楽しみが数多く残っているのはいいことだ。
プラハには大きな歌劇場が2つある。今回はヴルタヴァ川沿いにある国民劇場。演目はヤナーチェクのオペラ、マクロプロス事件。いわゆるお国物、本場物。チケット代も安い!ちょっと上の方のギャラリー席であったが、3千円くらい。やっぱりチェコは天国だ。
公演レポは改めます。