クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

夢の話

つまらん話だが、最近ネタもあまりないので、ちょっと書き留めてみる。昨日に見た夢の話だ。

夢っていうのは、起きている時に空想したり思い描いたりするのは、実に楽しく、希望に満ちたものである。
ところが、寝ている間に見る夢っていうのは、実にわけがわからない。意味不明なものも多いし、あり得ないことも多いし、何でそんな夢見るかなあとアホらしくなることも多い。起きたらすぐに忘れちゃうようなものも多い。

昨日見た夢というのは、ちゃんと思い出すことが出来て、「なんじゃそりゃ?」と理解に苦しむものであった。
こうだ。
私はなぜかオペラに出演する歌手になっている。(はぁ?)
膨大なセリフのイタリア語(?)を覚えなければならないのに、全然覚えられない。(そりゃそうだよな)
リハーサルが近づき、本番が近づいているのに、一向に覚えられない。
私は焦っている。「まずい、どうしよう」と猛烈に焦っている。でも一向に覚えられない。
他の出演者や関係者から「おまえどうすんだよ?」と責め立てられている。
「でもさ、こんな長大なセリフを、しかも外国語で、覚えられるわけねえだろ?」と言い訳している俺。
「バカたれ、それじゃあオペラの上演が不可能になるじゃんかよ。」と更に責め立てられ、「ううーーーーん・・・」と悩み苦しむ俺・・・。

終わり(笑)。

あのね、くだらねえ!とか言わんでくれ。夢ってそういうもんじゃろ。俺がオペラに出演することからして、まったくもって非現実的だ。でも、夢ってそういうもんじゃろ。

実は、ちょっと似たバージョンの夢を、私は以前から若い頃から何度も繰り返し見ている。

私は学生時代にオーケストラ部に入部してヴァイオリンを弾いていたのであるが、必死に練習して本番の公演に備えていたのに、本番直前になってもどうしても弾けない部分を克服できず、「どうしよう、どうしよう、どうしよう」と焦る夢。

とあるプロのピアニストがエッセイで書いていたのを読んだことがあるが、プロ奏者も時々そうした悪夢に苛まされることがあるそうだ。興味深い。

ついでに、やっぱり今だによく見る夢をもう一つ。

自分はヴァイオリン演奏、もうとっくに卒業してしまい、もっぱら観賞専門になってしまった。にもかかわらず、「今度ヴァイオリンを演奏するのだけど、長く使っていないため、弦や弓の毛が綻びてしまい、演奏が出来ない。弦や弓の毛を新品に交換しなければならないのに、なぜか交換できず、ただ『どうしよう、どうしよう』と焦っている」という夢。

なんだか、どれもこれも焦っている夢ばかりだ。

ひょっとして、自分の潜在意識の奥底に、音楽の演奏をやめてしまったことへの後悔や未練があるのだろうか・・・・。

あるいは、押し入れの奥に眠っている楽器が「起こしてくれ! ケースを開けてくれ! メンテナンスして弾いてくれ!」と訴えているのであろうか・・・。