ハルトムート・ヘンヒェンだってさ・・・。
うーーーーむ・・・。
なんとも微妙である。意外性もなく、「まさか!?」みたいな衝撃もなく、無難な人に落ち着いちゃった感じである。
いやいや、文句を言ってはバチが当たる。
なんたって急な代役である。ネルソンス級の大物指揮者がスケジュールバッチリ空いていて、颯爽と引き受けてくれるわけがないわな。
ヘンヒェンは、オペラ指揮者としての実績は十分だ。
にもかかわらずイマイチ大物感が漂わないのは、日本によくやってくるけど、欧米のメジャーオケを引き連れてくるわけでもなく、新国立劇場、読響、新日本フィル、紀尾井シンフォニエッタ東京といった団体のごく普通の客演のため、なんとなくその程度、ちっぽけに見えてしまうのかもしれない。
ならば、代役が誰になってもガッカリになってしまうのだ。だから、これは仕方がないことだ。
ネルソンスは、これから先も聴く機会がきっとある。ゲヴァントハウス管やボストン響ときっと来日してくれるだろう。オペラだって、海外に出向けば、きっとどこかでチャンスがあるだろう。
なにはともあれ、騒動はこれで終了。