クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2015/12/19 パリ1

旅行に出かけるにあたり、「実はパリにも行くんだ」と話すと、職場の同僚を含め多くの人に「ええ!?本当に行くの?大丈夫?」と驚かれた。「何か起こった場合は、『だからやめといた方がいいってアドバイスしたのに・・・』って私は言いますからね」などと冗談を言う輩もいた。(頼むから、そういう縁起でもない冗談は勘弁してよね。)
 
そのパリ市内に入る。
非常事態宣言が続いており、空港には銃を持った機動隊員があちこちで警備任務にあたっていた。私は行かなかったが、シャンゼリゼ通りやルーブル美術館エッフェル塔など多くの人が集まる場所でも、同様の光景が見られたのだろう。
そこらへんの街を歩いていると、様子はいたって普通だ。通りも地下鉄も多くの人出で賑わっている。
だが、ホテルのレセプションの人に聞くと、やはり相当のキャンセルに見舞われたそうで、例年に比べて観光客は少ないとのことであった。報道によると、日本人ツアー客は80%の減だそうである。
 
レピュブリック広場。
ここはテロ被害に遭った犠牲者を追悼する場所になっている。絶対に訪れようと思っていた所。
マリアンヌの像の周りがメッセージボードやろうそくで埋め尽くされている。中には犠牲となった方の顔写真も。その一つ一つを眺めながら、像の周りを何度も回る。心の中で、哀悼の意を捧げ、平和を祈る。私と同じように何度も周り歩く人が他にも何人も。
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気持ちを改め、ラ・ヴィレット地区を訪れた。
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有名なコンセルヴァトワール(パリ音楽院)や音楽博物館などがあるこの地に、今年新たな名所が誕生した。本格的なコンサートホール「フィルハーモニー・ドゥ・パリ」。建物はモダンで、威容を誇る。
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ここで今晩、パリ管のコンサートを聴く。ホールの様子や響きなどについては、また次回に。