クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2018/2/10 オルレアン

フランス滞在二日目。晴れときたもんだ(笑)。前日の大雪が嘘のよう。
 
電車で約1時間、オルレアンを訪れた。言わずと知れた、ジャンヌ・ダルクの街である。
 
随分と前に一度来たが、観光せずに通過した。ロワール地方の古城巡りドライブのため、ここを起点とし、車をレンタルしたのだ。古城巡りを楽しみ、自動車を返却したら、さっさとパリに戻ってしまった。
 
さて、パリからオルレアンに電車で行こうとする場合、街の中心部にあるオルレアン駅までの直通電車がないわけではないが、本数は少ない。
時間帯にもよるが、オルレアンの少し手前にあるルゾーブレ(Les Aubrais)という駅で乗り換えてオルレアン駅に向かうというパターンが多い。今回の計画にあたっても、フランス国鉄SNCFのサイトで調べたら、パリオルレアンと入力すると、パリルゾーブレという結果が表示された。
 
私の家にあった旅行ガイドの本「地球の歩き方」(6年くらい前の版)によると、ルゾーブレ駅で下車すると、そこにナヴェッテと呼ばれるオルレアン行きのシャトル連絡電車が待っていて、それに乗り換えればいいとの情報が記載されている。料金は無料。所要時間は5分ほどとのこと。
 
午前9時半、そのルゾーブレ駅に到着。下車して付近を見渡したが、シャトル電車と思しきものは見当たらなかった。
同じくそこで下車した他の乗客は、皆真っすぐに駅の外に出ていく。付いていくと、そこにトラムのような停留所があった。
 
「ん?? これがシャトルの停留所なのか?? これってトラムだよな? 乗っちゃっていいのかなあ・・。うーーん・・、ま、いっか。これはきっとナヴェッテだ。じゃ、そういうことで。」
 
私と同じように乗り換えた人は、トラム車内に乗車すると、皆、車内改札の電子タッチパネルに持参のカードをかざし、ピッと鳴らしていた。
 
ううーーーん・・・。
これ、やっぱり無料シャトル電車じゃないような気がする・・。
 
ひょっとして、もしかして、これは、えーと・・いわゆるひとつの無賃乗車ってやつなのだろうか??
私はいけないことをしているのだろうか??
ううーーーん・・・(笑)
 
などと考えていたら、あっという間にオルレアン駅に到着してしまいました。どうもすみません(笑)。
 
ささ、気を取り直して、市内観光だ。
 
前日の雪はここオルレアンでも相当に降ったようで、路面はかなりベチャベチャ。しかも滑る。何度も転びそうになった。
 
旧市街の中心部マルトロワ広場に堂々と鎮座する像は、もちろんジャンヌ・ダルク
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その広場からまっすぐジャンヌ・ダルク通り(この街はとにかく何でもかんでもジャンヌ・ダルク)を歩くと、突き当りに聳えるのがサント・クロワ大聖堂。
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中のステンドグラスの図柄は、ジャンヌ・ダルクの生涯の物語になっている。
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すぐ近くに、オルレアンのお代官様だったグロロという人の館・グロロ邸があって、館内を無料で公開しているのだが・・・これが超豪華! 見学無料でいいのか? お金取ってもいいんじゃねえの!?
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昼食を取り、この後、オルレアン美術館にも入ったが、パリへの帰りの電車時間が気になったので、早足で駆け巡った味気ない見学だった。
その他市内には「ジャンヌ・ダルクの家」という資料館もあるのだが、下調べしたら「つまらん」「見る価値なし」との評判だったため、パス。
 
帰りのトラムはどうしたかって?
それがですね、今度はオルレアン駅発のパリ行き直行電車だったので、乗換不要、トラム利用の必要なしでした。ちゃんちゃん。
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