クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2015/8/2 都響

2015年8月2日  東京都交響楽団   東京芸術劇場
「作曲家の肖像」シリーズ「イギリス」
指揮  エドワード・ガードナー
合唱  東京混声合唱
ホルスト  組曲惑星
 
 
 指揮者ガードナーは若手ながらイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督を務めた俊英で、数年前から気になっていた指揮者であった。
 そのガードナーがイギリス物を振るために来日するというので、酷暑の中、コンサートに出掛けた。
 
 圧倒的にメインの惑星が面白かった。ブリテンの音楽を聴いた感じでは、少々几帳面なのかなという印象だったが、惑星の弾けっぷりといったらなく、体が振動するくらいすごかった。
 
 とにかく音がデカい。普通これだけ鳴らすと、勢い余って大雑把になるのだが、しっかりまとまっているのはガードナーのコントロールが絶妙なのか、それとも都響のアンサンブル精度の高さなのか。
 いずれにしても惑星のタイトルのとおりスケールの大きな快演だった。
 
「行けぇ、ここはパワー全開だ!」というときのガードナーの指揮ぶり、思い切りガニ股になって全身でオーケストラのフォルテシモを受け止めようとするその姿がとっっっっても微笑ましかったっす(笑)。