クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2012/8/12 マチェラータ3

イメージ 1
 
 前回の記事に書いたとおり、この日もマチェラータの旧市街をブラブラのんびりと散歩して一日を過ごした。日曜日なので、やっぱりほとんどのお店は休業。このため、前日と同様、町中で人の気配はほとんどない。しかし、一部のカフェやレストランは開いていたので、休憩したり、食事をとることは出来た。
 
 これといった目ぼしい観光スポットがないと言われるマチェラータだが、じっくり回ってみると、まあそれなりにあることはある。以下、ご紹介しましょう。
 
1 スフェリステリオ・アリーナ
 音楽祭の会場で、既にご紹介済。写真の右側の建物が正面ファザード。
 
イメージ 2
 
 
 オペラの観客として正規に入場したが、普段は門が閉じられていて、普通の観光客がふらっと訪れても、建物の中を見ることが出来ない様子。ただし、たまたま音楽祭期間中で舞台セッティングなどの準備があるため閉じられているだけで、時期やタイミングによって見学できる可能性もある。そこらへんは不明。
 
2 テアトロ・ラウロ・ロッシ(ラウロ・ロッシ劇場)
 1700年代に建築されたバロック風の馬蹄形劇場。ラウロ・ロッシはマチェラータ出身の音楽家。客席数は700。市民のための劇場として今も使用されていて、オペラも上演される。
 訪れてみたところ、入り口が開いていて、事務室で管理人さんが暇そうにテレビを見ていた。「劇場の中を見たいんですけど、入っていいですか?」と聞いたら、「どうぞ、どうぞ」。由緒ある劇場なので期待したが、照明が落とされていて、中はイマイチぱっとしなかった。写真も撮らなかった。照明というのは重要だね。
 
3 リベルタ広場
 街の中心の広場。上記のラウロ・ロッシ劇場もこの広場の一角にあるし、「メルカンティの回廊」と呼ばれる16世紀の建築物もある。歩き回って疲れたら、私はこの広場のカフェでくつろぎ、時間をつぶした。
 
イメージ 5
 
4 パラッツォ・リッキ(リッキ宮殿)
 現代美術館になっている。宮殿という名前から豪奢な室内を期待するとハズレる。入場無料だったが、ツアーガイドと一緒に回らなければならなかった。もちろん、すべてイタリア語ね。たまたま一緒に回ったイタリア人がいたおかげで、私は構われずに済んだ。もしガイドと一対一だったら最悪(笑)。
 
5 パラッツォ・ブオナッコルジ(ブオナッコルジ宮殿)
 唯一入場料が必要だったスポット。宮殿、市立絵画館(中世絵画館、現代美術館)、馬車博物館の4つが入っているが、市立絵画館はクローズされていて、宮殿と馬車博物館のみ見学できた。下の写真は宮殿の中の一室。
 
イメージ 3
 
 
 
馬車博物館は、まあ興味が無い人にとってはいわゆるその、アレだが、時間がたっぷりあったので、じっくり見学させていただきました。感想は特にありません(笑)。
 
 以上が主な観光スポット。これ以外に、カテドラル(大聖堂)など、歴史を感じさせる教会をいくつか巡った。
 
 マチェラータは小高い丘に造られた街で、城壁の外に出ると、写真のように素晴らしい眺望が得られた。
 
イメージ 4
 
 
 
 さて、この日のランチであるが、宿泊したホテルのレセプションの女性に「日曜日でもオープンしていて、なおかつ美味しいお薦めのリストランテはありますか?」と聞いてみた。そしたら、「ええ!もちろんあるわよ!」と、よくぞ聞いてくれましたとばかり、まるで自分がそこに食事に行くかのように嬉々として教えてくれたのが、リストランテ・オステリア・デイ・フィオーリ(Ristorante Osteria dei Fiori)
 
 で、行ってみたが、なるほど、確かに美味しかった~!!
 特に、適当に注文したパスタ・ブカティーニ(麺の芯に穴が開いている)が感動的にうまかった!芸能人宮川大輔食レポで、食べ物を口に含みながら「うま~~い!!」と大声でよく叫んでいるが、まさにあの境地!(笑)。やっぱイタリアンは絶品最高!