クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2009/9/24 南バイエルン地方2

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 わずか一泊だったが、ミッテンヴァルドの滞在は本当に心地よかった。またいつか来ようと思う。
 名残惜しみつつ、ドライブ二日目、本日はテーゲルン湖を目指す。

 何かの情報で、「テーゲルン湖はドイツ人の人気一、二を争う高級リゾート」と聞いたことがある。だが、日本ではあまり名が知られていないと思う。個人旅行者のバイブル、ご存じ「地球の歩き方」にも記事の掲載さえない。とりあえず、行って確かめてみようと思った次第。

 山あいのアルペン街道に沿って北東に向かうこと約2時間で目的地に到着。アルプスというより、なだらかな山に囲まれた風光明媚な場所だ。ひっそりとした湖畔を想像していたが、観光客やら地元民やらで人が多く、それなりに賑わっていた。

 ひょっとすると何か観光の目玉があるのかもしれないし、やろうと思えばヨットやボート、遊覧船などを楽しむこともできるのだろうが、「ガイドブック無しで、とりあえず来てみました」というおのぼりさんがそこで出来ることといったら「せいぜいお散歩」くらい。あとはカフェでお茶を飲むことくらいか。

 そんな感じで湖畔でゆっくりしていると、私と同じようにのんびり散歩しているおじいちゃん、おばあちゃんがひっきりなしに往来する。あまり外国人はいなさそう。ここはまさに「ドイツのお年寄りの楽園」でございました。

 ミュンヘンに戻る前に、もう一つバード・テルツという町を訪れた。
 川沿いの、中世の佇まいが残る静かでロマンチックな町だ。「バード=Bad」の名の通り温泉が出るようで、町のはずれに大きなクアハウスがあった。

 ここも寄ったはいいが、別にすることがない。お散歩して休憩して・・・。もういいや、ここらが潮時、ミュンヘンに戻りましょう(笑)。

 アウトバーンを飛ばしてミュンヘン市内の環状線に入った瞬間、大渋滞に巻き込まれた。東京の環状7号線と一緒。やっぱりミュンヘンは大都市だ。
 トロトロと車を進め、いよいよ市内の中心部にたどり着くと、中央駅のすぐ近くで、ある方向に一直線にぞろぞろと歩く群衆を発見。歩いている人間はみんな同じ場所に向かっていると言ってよい。民族衣装を着ている人も多い。

 そうか。キミらはオクトーバーフェスト:ビール祭り会場に向かっているわけだな。
「うっ、う、う、ぐわおぉー、ワウワウ、うぉわあ~!」
 車内で怪獣の唸り声を上げてしまった私。ぐぞー、オレも行きたいよう。

 悔しいので、レンタカー返却後、大好きでいつも必ず行くニュルンベルガーソーセージレストラン「グレックル」に直行。極上のソーセージと小麦ビールで自分を慰めました。

 ホテルに戻って仮眠。夜のオペラに備えました。