ベルリンからミュンヘンに移動。毎日毎日移動。そして毎晩毎晩オペラ鑑賞。
昔、母親に「そういう旅行、楽しい？」と聞かれたことがある。真顔で。
ばかたれ、何を言うか、楽しいに決まっているのである。だからやっているのである。別に苦行しているわけではないのだ。
「でも、実際のところ疲れるでしょ」
ううーーーん・・まあそのー、疲れないと言えばウソになるわな。
「連日音楽鑑賞したら、一つ一つの感動が薄れちゃうんじゃないの？」
「ジェットコースターに乗りながら風景を見て楽しむ、みたいな感じ？」
ううーーーん・・「そんなこたぁねえ」と言いたいところだが、もしかしたらそうかもしんない（笑）。
しかしその「ジェットコースターに乗りながら・・」の例え、なかなか、というか、かなり鋭いし、言い得て妙だね。
いいじゃんかよ、ジェットコースター、スリルあるで～。
ベルリンからミュンヘンは、特急列車ＩＣＥで約４時間。
以前はもっと時間がかかっていたが、路線が整備されたおかげで短縮になった。この区間は飛行機も頻繁に飛んでいるが、チェックインから搭乗までの時間や、ミュンヘン到着後の空港から市内までのアクセスを含めると、ほとんど変わらないのであった。
さて、ミュンヘン。
いやぁー、ミュンヘン。あたしゃ、またここに来ることができて、マジ嬉しいよ。
バイエルン州立歌劇場のあるミュンヘン。
バイエルン・ミュンヘンのあるミュンヘン。
そして、ビールの街ミュンヘン。
ううぅ・・・ビールだ、くそー、ビールが飲みてえ。
久しぶりにあそこ行ってみるかなー。何年ぶりだ？ もう２０年以上も行ってねぇな。
ホーフブロイハウス。
バイエルン王国御用達だった醸造所。ミュンヘンにやってくる観光客が一度は訪れるというビアホール。近年あまりにも観光名所になっちゃったので、逆に敬遠していたんだよなー。
その前に、午前中、ミュンヘンが誇る世界的な美術館「アルテ・ピナコテーク」で美術鑑賞。
何度も訪れているが、改めて、ここは名画の宝庫だな。
特に、ルーベンスとデューラーのコレクションは世界屈指ではなかろうか。
美術鑑賞をたっぷりと堪能したところで、それではホーフブロイハウスで一杯。リッター・ジョッキ。へっへっ。
「Prosit！（プロージット＝乾杯）」
グビッ、グビッ、グビッ・・・ぷっはぁーー（笑）。
うぃ～、極楽。もう今晩のオペラなんかどうでもいいや（笑）。
