クラシック、オペラの粋を極める!

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2023/2/11 N響 C定期

2023年2月11日  NHK交響楽団 C定期演奏会   NHKホール
指揮  ヤクブ・フルシャ
バーンスタイン  ウェスト・サイド・ストーリーから シンフォニック・ダンス
ラフマニノフ  交響的舞曲


バーンスタインのシンフォニック・ダンス、生公演で聴くの、チョー久しぶり。
チョーなんてもんじゃない。33年ぶりときたもんだ、おい。
33年前に聴いたコンサートって何だと思う?
あれだよ。バーンスタインロンドン交響楽団と来日し、自作自演するはずだったが、ドタキャンしてこの曲だけ当時まだ無名だった日本人指揮者O氏に委ね、大騒動になったという、あれよ。

しっっかし、以後33年まったく聴く機会が無かったっつうのも、なんだねえ。別に避けてたつもりは無いんだけどねえ・・・。曲、嫌いじゃねーし。


さて、今回のプログラムは面白い。シンフォニック・ダンスが2曲並んだ。
バーンスタインラフマニノフなんて、音楽的には何の脈略も関連も無い。ただ、タイトルがシンフォニック・ダンスなだけ。でも、十分面白い。
なんと、俺、2曲の共通点を見つけたぜ。両方ともサクソフォンが活躍するんだ!

・・別に大した発見じゃないか・・・。


ラフマニノフはさておき、バーンスタインの作品をフルシャが振るというは、ちょっと意外性がある。フルシャのイメージとかけ離れている感じだが、どうしてどうして、パンチが効いていてかなり良かった。
こういうノリのいい音楽、ノリがとても重要な音楽、N響は果たしてどうなのかとも思ったが、これまた良かった。昔は「N響って上手いんだけど、なんかイマイチ冷めてて感度が鈍いんだよな」みたいな印象があったが、今は違うね。世代交代したからか?


話は変わるが、まさかフルシャがロイヤル・オペラ・ハウスの次期音楽監督に選ばれるとはねぇ。いやびっくり、想定外だった。フルシャにゃオペラのイメージが全然無かったもんな。完全にコンサート系かと思っていたぜ。
とにかくお手並み拝見だ。良い指揮者であることは間違いないのだから、上手く行くかもよ。

それと、都響さんさあ、せっかくおたくの首席客演指揮者だった人が、巣立った後に順調に出世して、それでまた日本に凱旋して来たと思ったら、都響じゃなくてN響だなんて、おいおい、いいのかい、それで(笑)。