2021年10月22日 NHK交響楽団 東京芸術劇場
指揮 ヘルベルト・ブロムシュテット
グリーグ ペール・ギュント 第1組曲
ドヴォルザーク 交響曲第8番
前日の都響からスタートした、5連チャンのコンサートの二日目。神様仏様ブロムシュテット様のコンサート二回目。
今回のブロムシュテットによるN響の3回の定期は、各公演プログラムに北欧の作曲家の作品を入れているのが特徴だ。
ブロムシュテットはアメリカで生まれたアメリカ国籍の人だが、両親がスウェーデン人であり、スウェーデンやフィンランドに住んでいたこともあるため、やはり北欧への思い入れは相当あるのだろう。そうした観点で演奏を聴いてみると、きっと面白みが増すはずだ。
で、この日の北欧作品ペール・ギュント、わたくし、ようやく初めて生で聴いたざます。
誰でも聴いたことがある有名な曲なのにね。
おそらく、いわゆる「名曲コンサート」など初心者向けとしてお馴染みだとは思うが、俺っちはそういうコンサートには行かないんでね。だからこういうことが起きるわけだ。
ペール・ギュントは、小学校の音楽の授業で聴いたなあ。
そういう意味で、自分の音楽鑑賞体験で、最も古い部類に入る。
改めて聴いてみると、メロディがとにかく優しくて平易。やっぱりお子様向けである。いい曲であることは認めましょう。心地良いもんね。
そしてメインは、私のだーーい好きなドヴォルザーク。
(ここで笑ってくれないと、スベってしまう)
演奏の感想は、「うーーん、ドヴォルザーク!(笑)」
たとえ巨匠の演奏であっても、「うーーん、ドヴォルザーク」
ブロム様がタクトを振るので、そりゃもうN響オケの献身性はハンパない。まさに全身全霊。だから、出来栄えはお見事の一言。
でも感想は「うーーん、ドヴォ・・・・」あ、しつこいか。
この日、また残念なニュース、ハイティンクの訃報が飛び込んできた。
92歳だったとのこと。
で、今、目の前で元気に指揮台に立っている94歳の指揮者がいる。
ブロムシュテット、どんだけ音楽の神様に祝福されているんだ!?