ゴールデンウィークは基本ヒマだ。
以前は海外に行く格好の機会だったが、今はまだちょっと難しい。国内の主要なコンサートもお休みとなり、やるにしてもお子様向けファミリーコンサートが中心。この時期のクラシック名物行事だったラ・フォル・ジュルネも終わってしまった。
制限が解除されているということで、各観光地は賑わっているようだが、混雑している時期と場所にわざわざ行きたいという気もさらさらない。
というわけなので、ヒマ。
でも、私はこうしたヒマもまた大好きなのだ。
ヒマというのは、あくまでも「出掛ける用事が無い」という意味。別に出掛けなくても、自宅で十分に楽しい余暇を見つけることが出来る。過ごす時間なんかいくらでも作れる。「退屈だな」と感じることはない。
仮に「退屈」だとしても、「そうした時間をグダグダと過ごすのも、これまた楽し」。むしろ最高の贅沢とさえ思う。
そもそも「仕事をしなくて良い」というだけで、気分が開放される。何かと大変な仕事から離れ、仕事のことをまったく考えずに過ごすのは、心身を整える最高のリフレッシュだ。
今回のゴールデンウィークは2日(月)と6日(金)が平日で、我が社もそのカレンダーどおりであった。だが、年休を有効活用させ、こうした日に休みを取れば、まさに文字どおりのゴールデンウィークになる。
なので、私は職場で上司の立場として部下に言った。
「休暇にしていいよ。遠慮しなくていいよ。どんどん休んで!」
ところが、何人かの部下はこう答えたのであった。
「いや、別に用事ないんで、大丈夫です。」
「そんなにたくさん休むと、仕事忘れちゃうんで、いいです。」
あーそうですかい。
「別に用事なくたっていいじゃんかよ」、「心配しなくても、休暇が明ければすぐに仕事モードに戻るよ」などと内心思ったが・・・まあとにかく人それぞれだしな。
ということで、「あっそ。じゃ、悪ぃけど、それならオレ休むよ」と言い、私自身2日(月)は半日休、6日(金)は一日休にし、9.5日の休暇を設けたのであった。
いやー、お休み最高(笑)。
昨日、またまたZOZOマリンスタジアムに行ってしまった。
行くと決めたのは、その前日だ。もちろん佐々木朗希投手目当てだが、今回は日本最高投手の一人、ソフトバンク千賀投手との投げ合いである。
こんな見応えのある試合は無いではないか。千載一遇のチャンスというのは、このことだ。
私は前回のロッテ戦に誘ってくれた友人Sクンに、今度は私の方から誘いの声掛けをした。
オレ「おい、今度は千賀投手との投げ合いだぜ! また行こうよ!」
友人「うーん、ちょっと難しいな」
オレ「何だよ、用事かい?」
友人「いや。フツーに仕事だし」
オレ「オレだって前回コンサートがあったのに、キミの誘いに乗ってコンサートぶっ飛ばしたんだぜ? 今度はキミの番だぜ?」
友人「いやいや、仕事はぶっ飛ばせないよ(笑)」
あーそうですかい。
ということであっさり断られ、仕方がないので一人で行きました・・・。
あたしゃコンサートやオペラも含め、自分の関心行事に出掛けるにあたって、一人で行くことに対しまったくの躊躇、抵抗感が無いのである。
そういや前回訪れた時は、ゲームを観るだけでなく、友人との会話やビール飲みにも忙しくて写真を撮ることさえ忘れていたが、今回はばっちり収めました。
好ゲーム。見応えあり。
千賀投手のストレートも相当に速く、150キロ後半を出すが、この日の最速は160キロ。
うわっ出た!
これ、やっぱ佐々木投手との投げ合い効果だよな。
あー、ゴールデンウィークの至福のひととき。