イタリアにおける国内移動制限や店舗、劇場、博物館等の封鎖措置。
アメリカにおける欧州からの大幅な渡航制限措置、NBAの公式試合中断、MLBの開幕延期、ニューヨーク・フィルやMET、カーネギーホール、ブロードウェイ劇場の公演中止。
カナダにおけるフィギュアスケート世界選手権中止。
オーストラリアにおけるF1グランプリ開幕戦急遽中止。
オーストリアにおけるウィーン国立歌劇場、ザルツブルク・イースター音楽祭の公演中止。
ポーランドにおけるショパンコンクール予備予選の開催延期。
ドイツにおけるベルリン・フィル、ベルリン州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場などの各公演中止。
ひぇええ~、なんてこった・・・。こんなにも世界中に広まってしまった。
もうダメだぁ・・。いよいよ世も末だわな。
オリンピックも、トランプ大統領が言及したことで、延期・中止がいよいよ現実味を帯びてきた。
私自身も「こんな状況じゃ、とてもじゃないけど無理っしょ?」という意見に賛成一票。
政府や組織委員会、東京都などは皆、口を揃えて「ありえない」と言っているけど、絶対に極秘で延期・中止の想定をしていると思う。もし本当に「ありえない」の一点張りで何も想定していないとしたら、本物の能天気バカ。
予定している私のゴールデンウィークのアメリカ旅行も、もう9割方諦めている。
今アメリカは、上に書いたとおり、期限付きとはいえ欧州からの大幅な渡航制限措置を講じてしまった。
クラシックの世界ってさあ、イタリアやドイツを始めとするヨーロッパ出身の音楽家たちに完全に依存しているわけですよ。そういう人たちを含めてシャットアウトしちゃったわけですよ。
そりゃ公演なんか成立しないわな。
あ、いや。問題はそこじゃない。
旅行先のアメリカで公演やるか、やらないかとか、そうではなく、そもそも行くべきなのか、ということだ。
ニューヨーク、カルフォルニア州など各地で非常事態宣言が出ているんだぜ?
ゴールデンウィークまでのあと1か月ちょいで、これがたちまち収束するわけがない。
そうした中で旅行を決行し、万が一感染して帰ってきてみ?
「おまえバカか?」という批判は免れない。
出勤した後に感染が判明したら、それこそ一大事だ。自分だけの問題で済まなくなる。
最悪の場合、職場は閉鎖。同僚も含めて隔離されるだろう。
想像するだけでも恐ろしい・・・。
とにかく、自分のことはどうでもいい。現に、経済的に打撃を被っている人も多いだろう。
だから、一刻も早く収束に向かうことを祈ります。祈ることしか出来ないけど、祈ります。