サッカー欧州選手権「ユーロ」が始まった。
本来なら昨年開催予定だった。オリンピックと同様、パンデミックで一年延期となっていた。大変な状況は今年も依然として相変わらずの中、こうして何とか開催の運びとなったのは喜ばしい。
今年はオリンピックも開催される(笑)。
(なに、その(笑)って)
だが、オリンピックの場合、残念ながら人々の関心や焦点は「競技」ではなく、ひたすら「日本人の活躍」「日本のメダル」へと向かってしまう。アホらしいくらいに。
日本なんかどうでもよくて、純粋に競技そのものを楽しみたい私。そんな私にとって、このナショナリズム的な異常現象はただただ気持ちが悪く、邪魔なものでしかない。
その点、ユーロはいい。
何と言っても日本は出場しない。「頑張れニッポン!」が無いのがいい。純粋にサッカーという競技に集中できる。レベルの高いプレーだけを楽しむことができる。いやー嬉しい。
注目点は、幾つもある。
まず、前回ワールドカップ覇者であるフランスが王者の威厳を見せつけるのか、ということ。
チャンピオンの貫禄に加え、タレントも豊富、経験も豊富。ベンゼマの復帰で戦力は更に上積みされた。優勝候補最右翼だろう。
次に、同じく前回のワールドカップで、フランスと好対照に世界の期待を裏切った伝統国ドイツ、イタリア、オランダが復刻の狼煙を上げてくるのか、ということ。
特にイタリアは予選全勝という圧倒的な力で勝ち抜け、開幕戦でもハンガリーに3:0と完勝した。アッズーリの栄光の時代は再び到来するのか!?
今回私が個人的に注目しているのはイングランド。
若手の台頭が著しく、しかもそうした連中がチャンピオンズリーグの大舞台で華々しく躍動した。選出されたメンバーの名前を眺めるだけでワクワクし、思わず応援したくなってしまうスリー・ライオンズ。
こうして、これから約1か月間、私はサッカー漬けの毎日を送る。
忙しいので、頼むから声掛けないでね。別にコンサートがなくても全然寂しくないからさ(笑)。