クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2004/6/28 パリ1 オテロ

準々決勝が終了した。準決勝の対戦カードは、「ポルトガル対オランダ」 「ギリシャチェコ」と決まった。
試合は、ここでしばしの間おやすみ。次の準決勝観戦日まで、中3日空く。その間をどう過ごすか、旅行の計画段階で、思案のしどころだった。

ポルトガルに留まり、国内観光を続行するというのも、もちろんあり。だが、私はそうしない。
理由は簡単。その間、他の国の劇場でオペラが上演されていたから、だ。
そりゃそっちに行くでしょうよ。観光もいいけど、オペラがあるのならそっちに行く。それがオレの旅行だからさ。

ポルトから飛行機で脱出し、向かったのはパリ。
パリに2泊し、その後ブリュッセルに鉄道で移動して1泊。準決勝に合わせ、またポルトガルに戻ってくる。

さて。
そういうことで、パリに到着した。
夜のオペラ開演までのしばしのひと時、おそらく私は何らかのパリ市内観光を行った。はずである。多分・・。

ところが、このパリとブリュッセルの3日間の滞在中、カメラに収まった写真が一枚も残っていない。
つまり、この3日間の滞在中の昼間に、どこで何をしたのか、今となってはまったく分からないのだ。思い出そうとしても、全然記憶が蘇らない・・。

パリもブリュッセルもそれ以前から何度も訪れており、特に目新しくなかったため、シャッターを切る気にならなかった・・・おそらくそんなところだろうと思われる。

まあな。いいんだけどさ、別に。ちゃんとオペラの公演概要(演目、指揮者、演出家、出演者など)は記録に残っているんで。それが重要なんで。

ということで、昼間にどこで何していたかはとりあえずぶっ飛ばし、この日鑑賞した公演を次のとおりご紹介する。

2004年6月28日  パリ・オペラ座   バスティーユ劇場
ヴェルディ  オテロ
指揮  ジェームズ・コンロン
演出  アンドレイ・セルバン
ウラディーミル・ガルージン(オテロ)、クリスティーナ・ガラルド・ドマス(デズデモナ)、ジャン・フィリップ・ラフォン(イヤーゴ)、ヨナス・カウフマン(カッシオ)、セルジオ・ベルトッチ(ロデリーゴ)、ジョヴァンニ・バティスタ・パローディ(ロドヴィーコ)   他


ここでのポイントは、ほらほら見てよ、カッシオ役の歌手を。
ヨナス・カウフマン!!
カッシオだぜ!? 主役のオテロじゃないんだぜ!?

現代最高のテノールと呼ばれている彼にも、こうした脇役で地道に経験を積んでいた時代があったってわけですな。私はそれを目撃しやした。はっはっは。

で、どうだったかって?
知らんわ。覚えてないもん。
だって、そもそも当時、彼のこと、知らなかったんだから。ノーマーク。そりゃ仕方がないでしょう。

ちなみに、演出や音楽も、どんな感じだったのか、これまた同様に記憶が不鮮明。なんとなくぱっとしなかったような気がした。
ま、だから記憶が不鮮明なんだろうけどな(笑)。