クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2019/7/13 東響

2019年7月13日   東京交響楽団   東京オペラシティコンサートホール
指揮  ロレンツォ・ヴィオッティ
ブラームス   ピアノ四重奏曲(シェーンベルク管弦楽版)
 
 
東響との共演が今回で4回目となるロレンツォ・ヴィオッティの評判がいい。別に「マルチェロヴィオッティの息子」なんて言わなくても、十分ロレンツォとして通用しそうな気配である。私自身は、今回初めて聴いた。
 
そのヴィオッティだが、的確明快かつ巧妙な指示で、非常に冴えがある印象だ。スコアもしっかり頭に入っていて、オーケストラの反応や食いつきも良く、タクトは万全と言っていい。
音楽はスケールが大きく、包容力があり、畳み掛けるようなドラマチックな構成も見事。
 
前半プロの演奏から、早くも盛んなブラヴォーが飛び交うなど、なるほど評判どおり、すっかり東響ファンのハートを掴んでいる模様。イケメンということもあって、人気は上々のようだ。
 
私としてはやっぱり、お父さんと同様にオペラの演奏に期待をしたい。2021年シーズンからオランダ国立オペラの首席指揮者就任が決まっている。果たして、アムステルダムで聴く機会が訪れるだろうか。