念願だった「オスロ歌劇場」と「K・マケラ指揮のオスロ・フィル」の両方を無事制覇し、大いなる達成感を持ちながらオスロを離れた。ノルウェー、人々は笑顔で接してくれるし、いい国だなあ。また来たい。物価が高いのがちょっとアレけど。
向かったのはドイツ。性懲りもなく、またドイツ。
空路にてオスロを出発し、午後にベルリン・ブランデンブルク空港に到着。気温は5度くらいだが、最高気温がマイナスだった北欧からやってきたこともあり、少々暖かく感じる。
実はベルリン、この到着した日の翌日である2月10日(月)、市内の地下鉄、トラム、バスなどの公共交通を運営する会社BVGが終日ストライキを行うと発表していた。
そのことをネットからの事前情報で知った上で、ベルリンにやってきた。
はあぁぁ・・・・Deep sigh.
幸い、ドイツ鉄道DBが管轄し市中心部も運行する近郊鉄道Sバーンは普通に動くので、完全に足を失うわけではない。観光も何とか出来そうだ。
とはいえ、ホテルを地下鉄Uバーン駅のすぐ近くに取ってしまったため、影響はある。不便なことは間違いない。
まったくもう、ドイツ・・・。
ちなみに、この日は移動したのみで観光は無し。
ついでにもう一つ、小ネタがあったので報告しよう。
ベルリンの空港に到着し、昼食をどうしようか考えた。
既に午後1時半を回っており、ちゃんとした食事をゆっくり取るとホテルのチェックインが遅くなってしまう。この日は午後6時からシュターツ・オーパーでオペラ鑑賞なので、昼食は空港内のロビーで軽く済ませ、早くホテルに到着して落ち着きたい。そう思った。
そこに、焼きソーセージを売っているお店を見つけた。
「おお! これでいいではないか。」
ベルリンはカリー・ヴルスト(カレー・ソースの焼きソーセージ)が名物だ。時間がかからず、手っ取り早くお腹に入れることが出来て、ちょうどいい。
お店は、およそレストランとは言い難く、ファストフードよりも下、コンビニのイートインみたいな感じ。ソーセージはグリルで焼いているが、商品はその場のカウンターで手渡され、テイクアウト。備え付けのテーブルまで自分で運ぶ。飲み物もセルフサービスで、自分で棚から取り出す。サービスなんて、ありゃしない。
そんなお店で、会計時、チップを要求された。
「はぁ??」
何考えとるねん。おまえ、いったいオレに何のサービスした? 舐めてんのか、てめー。
実は、会計のクレジットカード決済用端末機に、チップ加算システムが組み込まれている。
合計金額に対し、端末画面に「5%」「10%」「15%」「20%」みたいな表示があって、それをお客が選択し、タッチする。ただし、「チップ無し」を意味するドイツ語の「Nein」(無し)のボタンもある。
私は何の躊躇もなく、「ふざけんなバカ、当たり前だ」とばかりに「Nein」ボタンを押した。
この何気ない行為が、お店の従業員に変な風に感心された。
怒られたわけでも、嫌な顔をされたわけでもなく、「え? そうきた? マジ? あっそう、チップくれないのね~」みたいな感じで、従業員同士で顔を見合わせ、苦笑し合っていたのであった。
空港を利用する人は外国人も多く、おそらくみんな普通にチップをくれたのだろう。それが当たり前だと思い込んでいた従業員たちが、どうやらびっくりしたようだ。
チップ制度といえばアメリカが有名で、ヨーロッパにもジワジワ浸透しているものの、アメリカほどの強制圧力はない。それでも近年、ヨーロッパでチップを堂々と要求される機会が増えてきたと感じる。
レストランなどで真っ当な(?)サービスを受けたのなら、こちらも考慮しよう。基本的にケチなオイラだけど(無駄遣いが嫌いなの)、そこらへんは柔軟に対応する。
だが、ファストフード以下のお店で「チップくれ」は、悪いが却下だ。
このチップ加算システム付きカード支払端末、アメリカでもヨーロッパでも次々に導入されているそうだ。なんだかマジに面倒くさい世の中になってきた。