クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2023/5/20 ライプツィヒ1

ライプツィヒにやってきた。2019年1月以来、4年ぶり。
その前回2019年の旅行は、体調不良(風邪?)に見舞われて、大変だった。観光をしようと思っても身体が動かず、ここライプツィヒでも、バッハが眠っている聖トーマス教会の中で一時間くらい、じっと静かに佇んでいたことを思い出す。

実は今回の旅行、ここが主要滞在地だ。途中、別都市に行くため一旦離れるが、再び戻ってきて、基本ここに5泊する。

只今、ここライプツィヒで「マーラー・フェスティバル 2023」を絶賛開催中。
目的はこれ。これを聴くためにやってきた。

ライプツィヒと言えば誰もが知るバッハの街だが、マーラーにとってもゆかりの地である。彼は市立歌劇場のカペルマイスターを務めていた時期があり、ゲヴァントハウス管もたくさん振っている。
そのライプツィヒが、ゲヴァントハウスホールを主会場として、マーラーの国際フェスティバルを開催する。世界的なオーケストラを招聘して彼が作曲したすべての交響曲を演奏するほか、歌曲リサイタルや室内楽などのコンサート、講演会などが催される。18日間、連日連夜マーラーの公演が続くビッグイベントだ。
私はその中から5つの交響曲を鑑賞予定。

このフェスティバル、当初は2021年5月に開催予定だった。しかし、例によってコロナのため、延期された。

この当初の開催では、ウィーン・フィルベルリン・フィルが出演予定だった。
この2つの超名門オーケストラが名を連ねると、さすがに華が添えられてフェスティバルらしい見栄えがしたのだが・・・延期となった今回、スケジュールが合わなかったのか、残念ながらこの両巨塔は参加せず。
それでも、バイエルン放送響、コンセルトヘボウ管、シュターツカペレ・ドレスデンミュンヘン・フィルなどの一流オケが集う。肝心のゲヴァントハウス管は、地元のいわばホストを務めるかのように、それに相応しい大規模な2番、8番を演奏する。


ということで、さっそく観光で訪れたのは、マーラー・・ではなく、バッハ博物館。
いやまあ、ね、ライプツィヒに来たら、まずは聖トーマス教会とココでしょ。
2回目だが、前回以後、館内を改修したことを情報として知っていて、改めて訪れてみた。当然、前回の印象とは異なる。

ただし、こういう音楽家博物館の類って、意外とつまらない。ほぼ例外なく面白くない(笑)。
例えば、そこに自筆のスコアや肖像画が展示されていても、「ふーん」って感じ。要するに、音楽に興味はあるが、作曲家自身にはあまり興味がないんだよなー、オレ。
(以前にも同じことを呟いている)


次に、ライプツィヒ歴史博物館(旧市庁舎)。ここは今まで来たことがなく、初訪問。

ライプツィヒの歴史を学びたいというよりは、それより単純に市の中心部にある旧市庁舎の中に入ってみたいという好奇心で飛び込んだが、これはなかなか見応えあり!


ライプツィヒ市にとって重要な位置付けとなっている音楽家たちの展示もある。

 

ところで話は変わるが、海外旅行をする際、あらゆる場所で、外国語の壁に悩まされる方は多いのではないか。例えば、博物館や美術館に入っても、展示品に表示されている解説文が理解できず、「ただ眺めるだけ」というパターンは、私を含め、日本人旅行客にありがちだ。

そんな残念なパターンから脱却し、表示されている外国語を瞬時に日本語訳してくれる夢のようなスマホ・アプリがある。

ご存知であろうか、「グーグル・レンズ」である。

やり方は簡単。アプリを開き、翻訳機能にして、あとはレンズを外国語の看板や表示に向けて、ただかざすだけ。一瞬で、日本語になる。

これ、めちゃくちゃ便利! 大袈裟ではなく、革命的だよ。だって、異国が日本語の世界になるんだぜ!?
例えばレストランで外国語のメニューが出されても、これを使えば理解できる。

ただし、翻訳能力はまだまだ粗く、現時点で完璧とまではいかない。AIの進化によって精度はこれからますます改善していくことだろう。

ということで、海外に行くのならアプリのインストールは必携ですってば、皆さん。