クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2022/5/29 大分

前回別府を訪れた時は、市の中心エリアにある温泉付きのシティホテルに滞在した。
今回は、相棒のKくんが同行してくれたため、鉄輪地区にある温泉旅館に泊まった。この界隈は別府=温泉街のイメージそのまんま。街中のそこらから湯けむりが立ち昇っていて、いい感じの雰囲気が漂っている。地獄巡りのアクセスも良い。
宿は、お料理の評判が高かった老舗旅館をKくんがチョイス。日ごろから単独行動、お一人様旅行を全然厭わない自分だが、「温泉入って、旨いもん食って」という温泉の醍醐味を満喫したいのなら、やはりお連れさんと行くのが絶対的に楽しいということを改めて感じ入った次第。


コンサートの翌日。せっかくなので、帰りの飛行機を少し遅くし、地獄巡りに加えてレンタカーによるドライブ観光をすることに。天気は晴れ。数日前の天気予報では曇り時々雨みたいな感じだったが、当日は見事に好転。絶好のドライブ日和となった。(もし雨だったら、お猿さんで有名な高崎山自然動物園見学になるところだった。)

旅館をチェックアウト後、最初に訪れたのが、別府温泉街を見渡せる「湯けむり展望台」。街のあちこちから立ち昇る湯けむりの景観を望めるという事前情報だったが、行ってみたら「湯けむりが出ている所もチラホラ見える」程度のショボさ。ちょっと期待ハズレ。ただし、山々を背景にした街の景色は、まあ悪くはない。


次は、くじゅう連山に向かっていく「やまなみハイウェイ」。日本の道100選にも選ばれているという快適ドライブルート。

このやまなみハイウェイの最高地点にある牧ノ戸峠に行くという想定で、グーグルマップに表示された「やまなみハイウェイ展望台」をナビ目的地設定。
その峠付近に差し掛かると、駐車場や路肩スペースに車がぎっしり停車していて、いかにも目的地っぽい。
「あれ? ここじゃね??」
運転している私はKくんに確認するが、ナビゲーション担当のKくんは「いや。ナビ上ではここではなく、もう少し先になっている。」と返答。
そうこうするうちに、峠は越え、道は下り坂に。
「いやー、違うんじゃないかなー」などと呟きながらアクセルを踏むこと数分。ついにナビが「目的地に到着しました」と音声アナウンス。そこは、阿蘇方面を展望できる小さな駐車スペース。

「ここ? なのか? これがやまなみハイウェイ展望台?」
事前の想定とは少々違ったが、Kくんは「ナビのせいではない。単なる勘違いでしょ。グーグル様は正しい。」と実に素っ気なく、容赦ない。はいはい、そのとおりですよ。

もっとも予定どおり牧ノ戸峠に行こうとしたら、混んでいて車を停めるのにも時間がかかり、大変だったかもしれない。そういう意味で、結果オーライだったということにしよう。


来た道を引き返し、別府にリターン。昼食後、別府観光のハイライト、地獄巡り。

地獄と呼ばれるスポットはあちこちに点在しているが、そのうち「地獄組合」なるものに加盟している7つの地獄を巡るのが観光定番となっていて、共通割引券も売られている。
あちこちに旅しているKくんだが、別府の地獄巡りは今回が初めてとのこと。私も前回3つ巡ったが、4つが未踏だった。これで埋め合わせが出来た。

この地獄巡り、面白いと思うかどうか、期待どおりか期待ハズレかどうかは、人それぞれだろう。
それでも特色の異なる7つのスポットを制覇すれば、はるばる別府にやってきた満足感はきっと得られるに違いない。