出発からずっと不安を抱えながら旅している。
イタリアのゼネラル・ストライキ、ショーペロに巻き込まれた。出発直前にこの情報を知り、嫌な予感がしていたが、案の定だった。
今、滞在先のフィレンツェのホテルで記事を書いているが、まずここイタリアに来られたことが非常に幸運だった。一歩間違えれば来られなかった。イタリア国内のほぼすべての空港でフライトキャンセルが相次いだからである。
フィレンツェ歌劇場でのオペラ。幸い上演の運びとなったものの、舞台装置の準備が整わず、コンサート形式上演に変更になってしまった。もちろん、ストライキの影響である。
ストライキは日時限定のはずだったが、既にイタリア国鉄が延長を発表している。
いったいどうなるのであろうか。
スカラ座のオペラは上演するのであろうか。
フィレンツェからミラノに順調に移動することが出来るのであろうか。
それよりも一番重要なこと・・・予定通り日本に帰ることが出来るのであろうか・・・。
久しぶりに牙を剥きやがったな、イタリアめ。
不安を抱えながら、旅は続く。