クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

週末のイタリア

 既に別のコメント欄で書いていたことなのだが、今週末にイタリアに行ってくる。現地滞在たった二日という、またまた超短期旅行だ。
 
 当初の計画ではムーティがタクトを振るローマ歌劇場でのアイーダと、バレンボイムがタクトを振るスカラ座でのフィデリオという究極ニ演目観賞のはずだった。実現していたらそれこそ一生ものの体験だったと思うが、ムーティが降板してしまい、その後アイーダ公演そのものが消滅してしまったことはご承知のとおり。
 この時点で旅行を中止にしても良かったし、実際そうしようとも思ったのだが、やっぱり行くことにした。せっかく予約したわけだし、何と言ってもスカラ座の豪華なフィデリオを諦めることが出来なかった。
 
 ローマではアイーダの代わりにドヴォルザークのルサルカが上演されることになった。
 そのままそれを観るという手もあったが、そうすると「本当はムーティアイーダだったんだよな・・」というモヤモヤ感情が湧き上がるのは必至なので、行き先を変えた。それがフィレンツェで、オペラはメータのファルスタッフ
 
 フィレンツェに決めた理由の一つとして、新劇場の存在がある。
 フィレンツェ歌劇場(フィレンツェ5月音楽祭)は、ずっとコムナーレという市立劇場を本拠にしていた。写真で見ると、客席はユニークな形状をしていて、比較的新しい劇場のようにも見えるが、実際は結構古くて、イマイチパッとしなかったと思う。
 そういう意味で、新劇場はおそらく多くの市民、オペラファン、関係者、アーティストらの念願だったはずだ。こうした期待に叶った良い劇場なのか、確かめてこようと思う。