本日、WBCワールド・ベースボール・クラシックの決勝戦が行われ、ベネズエラの初優勝という結果で大会の幕を閉じた。日本の連覇の夢を打ち砕き、決勝に進出した南米の雄は、熱狂的な応援の後押しを受け、その勢いのまま優勝候補アメリカを撃破して世界を制した。
ものすごくいい試合だった。
しかしアメリカは、覇権奪還を目指し、豪華メンバー、ドリームチームで臨んできただけに、落胆はさぞや大きかったに違いない。
落胆が大きかったのは、日本も同様だ。準々決勝での敗退に、多くの日本人ファンが「まさか」と思ったことだろう。そりゃまあ、なんたって前回優勝ですからね。日本はこれまでのWBC大会ですべてベスト4以上ですからね。ワールドシリーズを制した大谷選手や山本選手がいたわけですからね。
ネットやSNSの書き込みを見ると、監督の采配、打たれた投手や不振だった選手の不甲斐なさ等について「あーすればよかったのに」「こーすればよかったのに」とあれこれ賑わっているが、結果を見て後からとやかく言うのは簡単。誰だって出来る。野暮というものだ。
伊藤大海投手が決定的な3ランの一発を浴びたことに対しても、仕方がない。彼は昨年のNPBの沢村賞投手なのだ。その投手が打たれたのだ。どうしようもないではないか。何を批判することができようか。
要するに、力負けなのだ。まさしく実力差であり、これが現実なのだ。
上で「後からとやかく言うのは簡単」と書いておきながら、自分もこんなことを言うのは申し訳ないが、私は最初から日本の連覇は厳しいと思っていた。
なぜそう思ったか。その主たる判断材料が、各国におけるMLBプレーヤーの数である。
1チームの登録選手数30人で、そのうちメジャー選手は、アメリカ=29人(カーショーを含めれば全員)、ベネズエラ=24人、ドミニカ=29人、プエルトリコ=20人、メキシコ=20人、イタリア=18人。
で、日本はというと、たったの8人・・。
アメリカ、ドミニカ、ベネズエラに関しては、単にメジャー選手数だけでなく、そのMLBで過去に個人タイトルを取った選手、オールスターに出場した選手が目白押しだった。
つまり、そういうこと。そうした数字が如実に結果に表れたのが、今大会だった。実力差による順当の結果であった。
では、なぜこれまで日本は毎大会良い結果を出してきたかというと、当初、他国は最高のメンバーを揃えてこなかった。シーズン前に開催される大会で怪我をされたらたまらないと、所属チームが主力を出し渋る中、日本だけが本気だった。(あとはK国とかも)いよいよ他国も本気になり、最高メンバーを揃えだした途端、真の実力差が出現し始めた。
今後、日本が常に優勝争いに食い込んでいくためには、30人中20人位はメジャー選手、さらにそのうち5人くらいがMLBのオールスター級選手、くらいにならないと厳しいのではないかと思う。
(言葉だけで「優勝を狙う」と口にするのは、なんて容易いことであろうか)
サッカーについても、同じことが言える。
日本代表は現在ワールドカップ本大会の常連であり、決勝トーナメント進出は願望ではなく現実的な視野である。これほど実力が上昇した理由は、メンバーのほとんどが海外組で占められるまでに至ったから。
それでも、世界一を目指したいのなら、単なる海外組ではなく、UEFAチャンピオンズリーグの常連強豪チームに所属し、そこのスタメン級として活躍する選手がもっともっと出てこないと厳しいだろう。
最後に、前々回のブログ記事でNetflixによる独占配信について書いたが、改めてここでもう一言だけ付け加えたい。
Netflixの有料による独占配信の評価と功罪については、人それぞれ様々な意見があろう。
私は、「全試合をカヴァーした」という点において、最大級の評価をしたい。
おかげで、スター選手が集った各国の素晴らしい試合を存分に堪能することが出来た。これがもし民放TVによる無料放送だったならば、日本戦以外の試合はほとんど捨て置かれたことであろう。その意味で、本当に良かった。
さてと、それでは1か月加入しただけで即解約~。