ロスから飛行機で約1時間。お昼過ぎにラスベガスに到着した。気温は約30度。真夏の暑さ。日差しが強くて眩しい。
砂漠地帯に忽然と姿を表す楼閣。娯楽とギャンブルの都、眠らない街。巨大なホテル、24時間営業のカジノ。ある者は一攫千金を夢見、ある者はエンタテインメントに惹かれ、世界中から観光客がやってくる。
ストリートを歩けば、エッフェル塔があり、ピラミッドがあり、自由の女神があり、巨大な噴水や観覧車、ジェットコースターがある。いったいここは何なんだ!?


ここを訪れるのは、2度目。
初めてやってきた時、意気込んでカジノに挑戦したはいいものの、わずか20分くらいであっという間に約1万円をすったっけ。俺、ギャンブル運が無いんだ。だからリベンジなんかしないよ。どうせ返り討ちに遭うに決まっているからさ。
そういうわけで、お楽しみはショー鑑賞。
なにしろエンタテインメントの街だから、極上のスペクタクル・ショーが連日連夜開催されている。中でも、シルク・ド・ソレイユが主催する華やかでアクロバチックなパフォーマンス・ショーが大人気。
我々は、その中の「Kà」(カー)と呼ばれるショーを観ることに。
チケットは事前予約済。「どうせなら良席でド迫力を体感したい」ということで、前から2列目をゲット。
初めて訪れた時もショーを観たが、その時の座席指定権はフロア・マネージャーが握っていて、当日、それぞれのお客に割り振っていた。
良席をゲットするためには?
もちろん「チップ次第」というわけさ。
今は、ネットできちんと席を指定して予約できる。良い時代になった。
「Kà」にはいちおう物語の設定があるようだが、あまりよく分からない。物語というよりは、サーカス。単純に壮大な舞台装置やアクロバチックな演技に「うわ~っ!」と観入ればいい。ロープによる圧巻の宙吊り芸はシルク・ド・ソレイユの得意技。重力を飛び越している。まさに「Defying Gravity」。
ちなみに、演出はロベール・ルパージュ。メトロポリタン・オペラの「ニーベルングの指環」の演出を手掛けた人物だ。
びっくりしたのは、パフォーマンス中の写真撮影が許されていること。「フラッシュは禁止」と注意されていた。ということはつまり、である。これはなかなか珍しい。



