クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2009/1/30 パリ

 この日はフランクフルトからパリへ移動。朝ホテルを出て、ドキドキしながらフランクフルト国際空港に向かった。

 詳しいことは分からないが、ニュースによれば、とにかくパリは‘スト’ということだ。ということはエールフランスだって飛ばない可能性がある。

 もし、パリ行きのフライトがキャンセルになっていたら、パリに行くのを断念し、そのままドイツに留まってしまおうと考えた。パリ・オペラ座の「ムツェンスク郡のマクベス夫人」も本当に捨てがたいが、それ以上に、ストに巻き込まれてイライラドキドキするのが嫌だ。今回の旅行の最大のイベント、バーデンバーデンでの「ばらの騎士」に戻ってこられない可能性があるのなら、そのままドイツにいて移動した方がいい。
 

空港に到着。
 さっそく電光掲示板のフライト情報を見ると、予定通り、オン・スケジュール、オン・タイムであった。他の便も見てみたが、キャンセルは全くない。

 大丈夫なのか??

 パリ到着。
 シャルル・ドゴール空港からパリ市内までの高速地下鉄R.E.Rも順調に動いている。

 大丈夫かも??

 パリ・東駅で途中下車。
 外を見渡す。バスは走っている。駅構内に移動して電車の運行状況を確認。電車は動いている。明日のストラスブールカールスルーエ方面新幹線T.G.Vの運行状況を確認。予定通りとのこと。

 大丈夫!?

 最後にパリ・オペラ座(バスチーユ)に行って、本日のオペラが上演されることを確認。予定通りとのこと。

 よ~し。

 どうやらストは終わったらしい。完全に安心は出来ないものの、とりあえず一息ついた。

(※ 日本に帰って、今回のパリのストライキ情報を後から改めて『日本語で』調べた。ストライキは1月28日午後10から1月30日の午前8時まで実施された。この間、T.G.Vは50%程度の運行、エールフランスは国内便を中心に30%程度欠航、市内の地下鉄も五分の一程度の間引き運行だったそうだ。なお、1月29日のパリ・オペラ座の「蝶々夫人」は公演が中止(!!)になったとのこと。つ・ま・り・・私は間一髪セーフ!!ラッキー!!ってとこだった。)


 本当は、パリに到着してやろうと思っていたことがあった。しかし、上記のとおり、電車の運行状況確認やオペラの上演確認等に時間をとられ、出来なかった。しようがない、最終日にもう一度パリに来るので、その時にトライしよう。(何をしようと思っていたかは、また後で書きます。)