一概にクラシック音楽ファンといっても、好きな作曲家は人によってまちまち。世間一般的に一番愛されている作曲家はやはりモーツァルトであろうか。
私はR・シュトラウスが大好きだ。たまらなく好きだ。もちろん彼の管弦楽曲も大好きだが、私はシュトラウスはオペラが素晴らしいと思う。
その昔「愛しています」を「♪あ~い~してい~~まあすぅぅぅ♪」と仰々しく歌うオペラははっきり言って苦手、正直言って嫌いだった(笑)。そんな私にオペラを開眼させてくれたのはシュトラウスだ。(ちなみに私にとって、シュトラウスとはリヒャルトのことであって、決してヨハンではないので、あしからず)
作品でいえば、もちろん「ばらの騎士」。だけど、それよりも「影のない女」と「ナクソス島のアリアドネ」。
ばらの騎士はまあまあ上演されるからまだいい。(昨年、新国立とチューリッヒとドレスデンの「ばら戦争」は本当にうれしかった。今月ももうすぐ新日本フィルが取り上げるね!)ところが、「影のない女」なんて日本では全くと言っていいほど上演されない。あんなに素晴らしい曲なのに!!なんで!?難しいから??そういうわけで日本で上演を待っていても一向に『待ち人来たらず』なので、しようがないから海外に出掛けるしかない。
それ以外にも、カプリッチョ、ダフネ、エレクトラ、インテルメッツォなど、ホントお目にかかるのが難しい。人気ないのかなあ。
ちなみに、私が好きな指揮者がR・ムーティであることは、これまでのブログで散々書いているのだが、「なんでムーティファンなのにヴェルディじゃなくてR・シュトラウスなわけ??」とよくつっこまれる。あまりに鋭いつっこみで、たじろいでしまう。
別に私はシュトラウスだけ聴いているわけではありません。ヴェルディも大好き。ベッリーニだってロッシーニだってチャイコだって好きですよ。
ちなみに、シュトラウスの次に好きな作曲はショスタコーヴィチ・・・。いいじゃないですか、好きな物に理屈はないんですってば。