2009年1月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会 すみだトリフォニーホール
指揮 小澤征爾
ファン・マヌエル・ルンブレラス(オーボエ)、河村幹子(ファゴット)、豊島泰嗣(ヴァイオリン)、花崎薫(チェロ)
ハイドン 協奏交響曲
ブルックナー 交響曲第1番
今月末、小澤はベルリンフィルに登場し、今回のブルックナーを演奏することになっている。つまり新日本フィルとの演奏会は、いわば「予行演習」ってわけだ。
小澤さん、こういう予行演習しょっちゅうやるんだよね。サイトウキネンでも、音楽塾でも。彼の音楽に触れる機会をいただけるのだから別に悪いことはないのだが。
そのブルックナー1番。真摯な取り組みが手に取るように分かる誠実な演奏。新日フィルもこれに応える好演。ただし、アクの強さがない。もうちょっと塩こしょうを入れた方が良いのでは。
2ちゃんのスレッドで、小澤氏のことを「特徴がないのが特徴」と指摘している書き込みを見つけ、思わず「そうですね~」と頷いてしまった。
ベルリンでの公演は3連日全てソールドアウトだそうだ。期待に溢れた聴衆の熱気をもらい、多少アクを付けて個性的なブルックナーで勝負して欲しい。
ところで、このブルックナー1番、私は3楽章の第一旋律を聴くとヤバイのだ。いつもその旋律が頭の中をぐるぐる回りだして止まらなくなってしまうのだ。(そういうことってあるよね?)
たっ、たあ~ららたあ~らら・・・トントンてぃ~ら~ら~・・・。
やべ、思い出したら、また回り始めてしまった(笑)。