クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2016/11/21 サンフランシスコ響

2016年11月21日  サンフランシスコ交響楽団  サントリーホール
ユジャ・ワン(ピアノ)
ブライト・シェン  紅楼夢序曲
ショスタコーヴィチ  ピアノ協奏曲第1番
マーラー  交響曲第1番
 
 
行くつもりがなかったが、急遽チケットを買って出かけた。
国内で連日のごとくコンサート会場に足を運ぶのは、なるべく避けるようにしている。
けれども、このところのなんともゴージャスな来日公演ラッシュが続き、「えーい、もう思い切り身を投げちゃえ!」と、やけっぱちになった。
 
決断は正解。
シュターツカペレ・ドレスデンのいかにもドイツっぽい音色に浸った後、アメリカのオケのいかにもアメリカっぽい音色に浸る、というのがポイント。
オケの音色が大きくて輝かしい。金管楽器の響きが美しい。弦楽器がよく揃っている。
アメリカのオケの音だなー」とうんうん頷く。
 
ユジャ・ワンの素敵なドレス、猛スピードかつ華麗に鍵盤を叩くピアニズム。
これまた「ユジャ・ワンだなー」とうんうん頷く。エンターテイメント性に満ち溢れた彼女をソリストに迎えること、そのこと自体がやっぱり「アメリカのオケだなー」と納得。
ユジャ・ワンお辞儀を真似してオケ奏者までベコッとお辞儀し、会場のウケを狙うのも、これまたやっぱり「アメリカのオケだよなー」。
 
この日の公演は、いわば一服の清涼剤。
舞台は再び欧州へと移り、SKDパート2、パリ管、バイエルン放響と続く。