クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

バイロイトへの道

2010年以来、6年ぶり2回目のバイロイト詣でが近づいている。
前回は、渡独が待ち遠しくて待ち遠しくて、居ても立ってもいられないみたいな感じだった。当然といえば当然で、9年間ひたすら申込みし続け、ようやくの初当選だったのだ。
時代は変わった。
改革が施され、一般申込者にグッと門戸が広がり、抽選ではないネット申込みも、クレジットカード支払いも、可能になった。
実は何を隠そう、私は昨年もチケットが当選していた。訳あってキャンセルしてしまったのだが、以前なら「これを逃したらまた9年後なのか!?」となるところ、「いいや。また来年チャンスがあるだろうさ。」と気楽に構えた。そして案の定、二年連続の当選というわけだ。
 
そういうわけで、今回は気分的にとても落ち着いていて、静かにその時を待っている感じ。もちろん、ネルソンスのキャンセルが期待のボルテージに少なからずの水を差したことも影響しているのだが・・。
 
鑑賞するのは「トリスタンとイゾルデ」と「パルジファル」。
 
バイロイトパルジファルを観るのは、夢だった。
なぜなら、リングと同様、祝祭劇場での上演を前提に作られた作品だからだ。
 
だがしかし、楽観は禁物である。
バイロイトは実験劇場。近年は過激な演出がはびこり、中には本当に見るに耐えられず、誹謗にさらされる上演もある。せっかく楽しみにして出掛けたのに、惨憺たるプロダクションだったら、ショックは相当デカそうだ。
今年新演出のパルジファル、果たして吉と出るか凶と出るか。もう既に現地でプレミエ上演されており、ツイッター等で調べれば結果が見えるはずだが、ここはあえて情報を遮断し、自分の目で確かめてきたい。
 
このところ世界情勢が不穏で、ドイツでも無差別テロ事件が連続して発生した。バイロイトでも警戒体制が敷かれているという。音楽祭事務局からメールが来た。セキュリティチェックを行うとのことだ。大きなバッグ、ペットボトル、鋭利な物、それに祝祭劇場での観賞に欠かせないと言われるクッションまで持ち込みは禁止と通告された。
せっかくバカンスだというのに一抹の不安を抱えていなければならないというのは何とも悲しいが、現地の警察や事務局の安全対策を信頼して行ってこようと思う。
 
今回はバイロイトのほかに、ラインガウ音楽祭、ザルツブルク音楽祭ブレゲンツ音楽祭を巡ってくる。特にザルツで上演されるR・シュトラウスの「ダナエの愛」は、トリスタンやパルジファルと同じくらい楽しみにしているところだ。
 
出発は来週の水曜日。